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インテル、1兆7000億円で獲得した2つのデータ

イスラエルのモービルアイを巨額買収した狙い

2017年3月22日(水)

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米インテルが、運転支援システム向け画像解析半導体を手掛けるモービルアイの買収を発表した。約1兆7000億円の巨費を投じた買収を株式市場は必ずしも評価していない。それでもインテルには長期的な成功を実現するために手に入れたい2つの“データ”があった。

買収後、両社の拠点があるエルサレムに自動運転の統合本部が置かれる

 インテルはイスラエルの自動車向け画像解析半導体メーカーのモービルアイを買収する。買収額は153億ドル(約1兆7000億円)で「第2のシリコンバレー」と呼ばれるイスラエルに本社を置く企業の買収では過去最高額になる。

 だが、インテルの株価は3月17日までに買収発表前より2%弱下落。売上高が400億円程度のモービルアイ買収を市場は割高と見ているようだ。それでも独コンサルティング会社、ローランド・ベルガーの貝瀬斉パートナーは「短期的な利益貢献だけでは評価しきれないような、大きな効果を生む可能性がある」と指摘する。半導体業界では自動運転車の開発を巡り構造変革が進んでおり、その心臓部となるシステムにモービルアイは強みを持つからだ。

 自動運転の頭脳となる半導体の覇権争いは激化している。通信半導体大手の米クアルコムは昨年、車載半導体で世界シェア1位の蘭NXPセミコンダクターズを470億ドルで買収すると発表。ゲーム向け画像半導体を手掛けていた米エヌビディアも車載AI(人工知能)の旗手として注目を集める。

 「出遅れたインテルにとって、モービルアイは最後に残された優良案件」(貝瀬氏)。インテルが狙うのは、モービルアイが持つ2つの貴重な“データ”だ。 まずモービルアイは膨大な実走行データを持つ。2000年から世界の自動車メーカーと連携してデータを収集。「大きなアドバンテージがあり、他社が追いつくのは極めて難しい」(同社のアムノン・シャシュア会長)という。

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「インテル、1兆7000億円で獲得した2つのデータ」の著者

寺岡 篤志

寺岡 篤志(てらおか・あつし)

日経ビジネス記者

日本経済新聞で社会部、東日本大震災の専任担当などを経て2016年4月から日経ビジネス記者。自動車、化学などが担当分野。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

島津 翔

島津 翔(しまづ・しょう)

日経ビジネス記者

2008年東京大学大学院工学系研究科修了、日経BP社に入社。建設系専門誌である日経コンストラクション、日経アーキテクチュアを経て、2014年12月から日経ビジネス記者。担当分野は自動車、自動車部品。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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