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安倍政権をアシストする大揺れの民進党

相次ぐ離党、蔓延する「あきらめムード」に揺れる蓮舫体制

2017年4月14日(金)

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 民進党の蓮舫体制が揺れている。党内保守派の長島昭久元防衛副大臣が共産党との共闘路線を批判して離党を決断。執行部の一員だった細野豪志氏も代表代行の辞表を提出した。苦戦が予想される7月の都議選を前に公認内定者らの「離党ドミノ」も続く。党勢低迷を象徴するような自壊の動きが広がり、結果的に安倍晋三政権をアシストする構図となっている。
民進党内の結束を揺るがす事態が多発し、正念場を迎えている蓮舫代表。(写真:アフロ)

 「共産党と共闘する党の方針は受け入れがたい」

 今月10日、離党届提出後の記者会見で長島昭久元防衛副大臣は離党を決断した理由についてこう強調した。

「民共路線は受け入れがたい」

 長島氏は安全保障政策に詳しい保守派の論客として知られる。共産党との選挙協力に否定的で、以前から離党の可能性がささやかれていた。衆院東京21区で落選して比例代表で復活当選し、民進の都連幹事長を務めていた。2016年3月の民進党結党後、同党所属国会議員の離党表明は初めてとなる。

 長島氏がこの時期に離党を決めた背景について、長島氏に近い民進議員は「党にとどまっても先が見えないという閉塞感に加え、7月の都議選をにらんだ動きだ」と解説する。

 長島氏の地元では元秘書などが小池百合子都知事が実質的に率いる「都民ファーストの会」との連携へと動き出している。長島氏も会見で「あらゆる可能性を追求していきたい」と語り、小池氏との連携も視野に入れていることを示唆した。

 これ以上の所属国会議員の離党を防ぎたい民進執行部は火消しに追われている。11日の常任幹事会で長島氏を除名処分とする方針を決定。野田佳彦幹事長は会見で、野党共闘について「変えるつもりはない」と断言した。

 今のところ、長島氏に追随する動きが広がるかは見通せない。だが、民進の中堅議員は「離党を考えている議員はかなりいる」と明かす。水面下では憲法改正の発議をにらみ、改憲勢力の拡大を目指す自民党による切り崩し工作が加速している事情もある。

 「自民党と同じ会派で活動をしてもらえればありがたい」。長島氏の離党表明を受けた自民の下村博文幹事長代行のこうした発言はなんとも示唆的だ。

 長島氏の離党表明にショックを受けた蓮舫代表だが、13日にはさらに党内の結束を揺るがす事態が起きた。細野豪志氏が代表代行の辞表を提出したのだ。

 きっかけとなったのが、10日発売の中央公論で発表した憲法改正私案だ。高校までの教育無償化を柱とする内容で、「教育無償化に憲法改正は不要」とする蓮舫氏の考え方や党の正式な方針とは食い違っている。

コメント41件コメント/レビュー

国会という非常に貴重な時間を森友問題などというローカルなスキャンダルで時間を無駄にする志の低さ。存在自体が価値がないと私は思う。森友問題自体が共謀罪法案を時間切れ廃案にするためのビーンボールだったのではないかと考える。共産党と選挙協力となれば納得できる。21世紀の日本の政治歴史の汚点となる政党。(2017/04/19 08:06)

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「安倍政権をアシストする大揺れの民進党」の著者

安藤 毅

安藤 毅(あんどう・たけし)

日経ビジネス編集委員

日本経済新聞社で経済部、政治部などを経て2010年4月から日経ビジネス記者。2012年4月から現職。政治、経済政策を中心に執筆している。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

国会という非常に貴重な時間を森友問題などというローカルなスキャンダルで時間を無駄にする志の低さ。存在自体が価値がないと私は思う。森友問題自体が共謀罪法案を時間切れ廃案にするためのビーンボールだったのではないかと考える。共産党と選挙協力となれば納得できる。21世紀の日本の政治歴史の汚点となる政党。(2017/04/19 08:06)

私は当時から反対だったが、政権前の民主党には期待した人も多かったのだろう。だからこその自民党下野だったはずだ。にも関わらず、(詐欺フェストと私は呼ぶが)選挙公約の「最低賃金1千円」に音頭すら実施せず、政権前に国債を批判しながら赤字国債出してまで子供手当にこだわった。安倍内閣が政府として企業に賃上げを求める(制度上、求めるだけだ。ゼロ回答を含め、賃上げの可否は各社の経営判断である。)姿勢を見せたが、民主党政権はそれすらしなかったのだ。労組が支援する政党だったのに、である。それで後継政党の信用が得られると思い込んでいるあたりは、笑い話を過ぎて寓話の世界、愚かである。

共産党程度の支持率が残るのは、今後も変わるまい。標準偏差を考えてみれば良い。2σの外の比率がどれぐらいかということを考えれば、多数政党制の民主主義国家なら驚くことではない。だが、ブーメランが目立つのも、パネル会議同様パフォーマンスしか視野に無いからだ。自民党政権を絶賛する気も無いが、自民党内には何人も国家感を視野に入れている政治家がいるように見える一方、民主党時代から2・3人としか思えない。
真に求められているのは、政権交代ではなく民進党の解散である。解散後は、各自が主義の近い既成政党に合流すべきだ。(2017/04/18 10:58)

長島昭久議員が離党会見で述べた「一致結束して「アベ政治を許さない!」と叫ぶことを求められ、全て反対、徹底抗戦、廃案路線で突き進む。行き詰まると、院外のデモ隊の中に飛び込んで、アジる、煽る、叫ぶ。そこには熟議も、建設的な提案もない。」が全てではないか。
主体性の無い民進党は、国会対策や選挙戦略も共産党に引きずられ、事実上乗っ取られてしまい、存在意義も疑わしくなってしまった。(2017/04/17 16:06)

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