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ニコニコ超会議に“おっさん”企業も参戦

若い世代との接点づくりに試行錯誤

2016年5月2日(月)

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 「若者の○○離れ」と言われて久しいが、嘆くだけでは何も変わらない。企業が若い世代に振り向いてもらうにはどうすればいいのか。その解を探るべく、幕張メッセ(千葉市)で4月29~30日に開かれたイベント「ニコニコ超会議」(主催:ドワンゴ)を訪ねた。コスプレ姿の来場者が目立つなどおじさん世代にとっては異様な雰囲気のなか、それでも懸命に試行錯誤する企業の姿を追った。
会場の幕張メッセには2日間で15万人超が来場した。

 ニコニコ超会議はニコ動を運営するドワンゴが毎年開いているイベントだ。登録会員5000万人超を抱えるニコ動の世界観をリアルの世界で再現するというのがコンセプトで、過去には安倍晋三首相も会場で演説した。来場者数の多くは10~20代で、女子高生やアニメのキャラクターに扮したコスプレ姿も目立つ。

 5回目の今年は仮想女性アイドル「初音ミク」が中村獅童氏と「共演」した歌舞伎公演が注目を集めたが、「日経ビジネス」はあくまで経営情報メディア。記者は企業の出展ブースを回ってみることにした。果たして、若い世代の心をどれだけつかめているのか。

スズキは人力メリーゴーランドを展示した。

 「頑張った者だけが報われる。まさに社会の構図だ!」。進行役の女性が叫ぶと、来場者が台座の取っ手を握る手に力を入れた。スズキが協賛するアトラクション「ニコニコカーdeメリーゴーランド」だ。特徴は人力で動かしていること。来場者は動画投稿サイト「ニコニコ動画」(以下ニコ動)のキャラクターで彩られたスズキ車に乗ってメリーゴーランドを楽しめる。ただし、この特権を楽しむためには、まず動力側を担当しなくてはならない。

 メリーゴーランドに乗れた充実感と、その下で顔を真っ赤にして台座を押す「労働者」たちの対比が滑稽だ。記者は2015年秋の東京モーターショーも取材したが、もちろんこんな展示はなかった。青森県から訪れた10代の男性は「こんなアトラクションがあるとは知らなかった。苦労したあとの乗り心地は最高」と興奮気味に話した。

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「ニコニコ超会議に“おっさん”企業も参戦」の著者

藤村 広平

藤村 広平(ふじむら・こうへい)

日経ビジネス記者

2011年早稲田大学国際教養学部卒業、日本経済新聞社に入社。整理部勤務、総合商社インド拠点でのインターン研修などを経て、企業報道部で自動車業界を担当。2016年春から日経ビジネス編集部。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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