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アナ雪大ヒットに泣いたハローキティ

サンリオ、新キャラクターで欧米事業を建て直し

2015年6月22日(月)

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ハローキティなど人気キャラクターを擁するサンリオの業績が思わしくない。これまで稼ぎ頭だった米国事業の不振が要因だ。世界的に大ヒットしたディズニー映画「アナと雪の女王」が影響しているのは間違いない。

 「ミスターメン リトルミス」という英国のキャラクターをご存知だろうか。英国のロジャー・ハーグリーブス氏によって描かれた絵本のキャラクターで、絵本は全世界で15カ国に翻訳、30カ国以上で累計2億冊以上も販売されている。

正式名称は「Mr. Men Little Miss」。Roger Hargreaves(ロジャー・ハーグリーブス)氏によって描かれた絵本のキャラクター。80種以上あるキャラクターは人間の持つ様々な性格を表現しているという。公式サイトはこちら。(c)2015 THOIP

 日本ではあまり馴染みのない英国生まれのキャラクターだが、ミネラルウオーターのエビアンのキャラクターラベルに採用されたり、代官山のカフェとのコラボレーションが実現したりと、少しずつではあるが露出が増えつつある。

 露出が増えている背景には、全世界の版権管理を日本のサンリオが取得したことが大きい。2011年に英国の娯楽大手、コリオンからミスターメンの権利を取得したサンリオは、このキャラクターをグローバル事業の収益の柱に育てようとしている。

 今や、キャラクターの売買は世界規模で広がっている。「スパイダーマン」は米ディズニーが米マーベル・エンターテイメントから買収したし、「きかんしゃトーマス」もバービー人形を製造する米玩具大手のマテルが英企業から買収した。魅力的なキャラクターを一から育てるには時間がかかるため、既に認知度があるキャラクターを外から買ったほうが早いという判断からだろう。

ウォルマートでの売り上げが減った。

 サンリオといえば、いわずと知れたキャラクター「ハローキティ」がある。昨年、誕生40周年を迎え、全世界ではイベントも開催された。なぜサンリオは、キティのほかに世界に通用するキャラクターを増やそうとしているのか。

 2015年3月期の決算説明会で発表された同社の海外事業の数字がその理由を如実に語っている。アジアや南米の売上高は堅調だったものの、欧州、米国の落ち込みはひどかった。とりわけ同社の全売り上げの17%を稼いできた米国事業は、前期に比べてマイナス26%だった。同社はその大きな理由として「他社映画との競争激化」を挙げている。

 映画の具体的な名前こそ言及しなかったが、これはディズニーの大ヒット映画「アナと雪の女王」であることは明らかだ。「ハローキティの衣料品や玩具などのグッズは、米ウォルマートなどの量販店でスペースを割いて売られてきた。しかし、アナ雪のヒットが長期化したことで、店舗の販売スペースがも減らされてしまったそうです」と話すのは、SMBCフレンド調査センターの田中俊アナリストだ。

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「アナ雪大ヒットに泣いたハローキティ」の著者

武田 安恵

武田 安恵(たけだ・やすえ)

日経ビジネス記者

大学院卒業後、2006年日経ホーム出版(2008年に日経BPと合併)に入社。日経マネー編集部を経て、2011年より日経ビジネス編集部。主な担当分野はマクロ経済、金融、マーケット。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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