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「フジテレビ以外にも数十社と協業交渉中」

米ネットフリックス日本法人社長に聞く

2015年6月24日(水)

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今秋に日本でサービス開始を予定する、有料動画配信大手の米ネットフリックス。ネット配信の映画やドラマなどが定額料金で見放題になるサービスを、約50カ国で展開。会員数は世界で6200万人超にも上る。日本での料金水準など具体的なサービス内容は未定とするが、日本はテレビ放送を無料で見る習慣が根付き、有料の動画配信サービスがなかなか普及しにくい特殊な市場でもある。どのような戦略で日本市場を攻略しようとしているのか。ネットフリックス日本法人のグレッグ・ピーターズ社長に聞いた。

2015年秋に日本でもサービスを開始する予定だが、この時期に日本参入を決めた理由は。

コンテンツ制作でフジテレビジョンとの協業を発表した、ネットフリックス日本法人のグレッグ・ピーターズ社長(右)

ピーターズ:ネットフリックスはグローバル展開というビジョンを掲げている。まず創業の地である米国でサービスを開始し、近隣国であるカナダ、南米とサービスエリアを広げてきた。そして欧州にも展開した。さらに世界中へサービスを広げるなら、次はアジアだろう。

 いろいろリサーチしたなかで、まず初めにアジア地域でサービスを開始すべき場所は日本だと考えた。

 2年くらい前から私自身も日本市場のリサーチを開始した。先日発表したフジテレビジョンとのコンテンツ共同制作など、パートナーとの協業の話も具体的にまとまり始めたこともあり、サービス開始の時期が来たと考えた。

日本は地上波のテレビ放送を無料で見ることができ、有料の動画配信サービスが普及しにくい市場でもある。なぜアジアで最初に、日本でサービスを開始しようと考えたのか。

ピーターズ:無料視聴のテレビ放送は世界的にみて特殊なのは確かだ。だが、日本だけでなく、英国やドイツなど、テレビ放送が無料の国は他にもあり、日本だけの事象でもない。

 日本では世界中で注目される映画やアニメなどが作られており、日本人は質のよいストーリーを愛していて、すぐれたストーリーテラーを生み出してきた歴史がある。コンテンツの海賊版の流通が少ないことも重要だ。

 特に重視したのは、日本人が、質の高いものにきちんと価値を見出し、そこにお金を払うということに慣れていることだ。高くてもあえてブランド品を買うなど、日本人は付加価値やクオリティーを極めて大切にする。

 コンテンツやストーリーの面白さや質の高さ、それらをきちんと伝えられれば、ネットフリックスの有料サービスも受け入れられるはずだ。

とはいえ、実際に有料の動画配信サービスは日本ではあまり普及してない。

ピーターズ:それはまだ、結論付けるのは早すぎるタイミングではないか。日本における有料動画配信市場の立ち上がり時期はまだこれから。徐々に普及しつつある段階にある。

 使い勝手やアクセスしやすさ、コンテンツの拡充が進んでいけば、普及が加速するタイミングが訪れるはずだ。

 ネットフリックスは加入者数など短期的な数値目標は設けず、5年や10年、20年という、長期的な視野で日本市場を開拓していくつもりだ。

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「「フジテレビ以外にも数十社と協業交渉中」」の著者

宗像 誠之

宗像 誠之(むなかた・せいじ)

日経ビジネス記者

日経コミュニケーション、日本経済新聞社産業部、日経コンピュータを経て、2013年1月から日経ビジネス記者。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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