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因縁の松坂屋対JR東海、名古屋流通戦争が再燃

敵の敵は味方、松坂屋の「援軍」ヨドバシも参戦

2015年6月25日(木)

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 ヨドバシカメラが今年11月、これまで大市場の割に家電量販店が少ないとされてきた名古屋に初出店する。場所は松坂屋名古屋店の一角で、テナントとして入る。名古屋の古くからの繁華街・栄地区に本拠を構え、これまで防戦一方だった松坂屋。ヨドバシという援軍を得て、成長著しい名古屋駅地区の宿敵、JR東海・高島屋連合に挑む。

ヨドバシカメラはこれまで東京や大阪の都市部を中心に出店してきた。写真はヨドバシマルチメディア梅田(写真:アフロ)

 ヨドバシは松坂屋名古屋店南館の4~6階に入る。広さは8000平方メートル強でカメラやテレビ、白物家電、パソコンなど368万点を扱う。栄地区には大手の家電量販店がない。栄地区と名古屋駅地区は地下鉄でわずか2駅と近い距離にあるが、ビックカメラやヤマダ電機などがある名古屋駅地区に集客の面で見劣りしていた。松坂屋は百貨店と相乗効果を発揮できるとして誘致した。

 過去を振り返ると、松坂屋とJR東海には浅からぬ因縁がある。名古屋駅の再開発に伴い、2000年に開業した駅直結のジェイアール名古屋高島屋(社名はジェイアール東海高島屋、JR東海が約6割、高島屋などが残りを出資)。開業前の1990年代前半、百貨店業のノウハウを持たないJR東海は松坂屋を指南役に仰ぎ、両社の共同出資による百貨店となるはずだった。

 だが事態はこじれた。双方が経営の主導権を主張して譲らなかったからだ。そもそも松坂屋にとって、名古屋駅地区の共同出資の百貨店計画は、栄地区にある直営の本店の競合相手になりかねない。墓穴を掘るとはまさにこのことで、過半出資でなければノウハウを支援する意味がない、との判断に傾き1994年に計画から撤退した。

 結局、JR東海のパートナーとなったのは当時まだ名古屋でのブランド力に乏しい高島屋だった。

 その後、松坂屋の危惧は形を変えて現実のものとなる。

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「因縁の松坂屋対JR東海、名古屋流通戦争が再燃」の著者

須永 太一朗

須永 太一朗(すなが・たいちろう)

日本経済新聞証券部

2003年一橋大学社会学部卒業、日本経済新聞社に入社。西部支社(福岡)で警察、企業、県政を順に担当。その後は主に証券部で日本株相場を取材。14年3月、日経ビジネス記者に。17年4月、日本経済新聞証券部。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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