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再編に取り残された会社は、どう生き抜くのか

桐山浩・コスモエネルギーホールディングス社長に聞く

  • 松浦 龍夫

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2017年7月4日(火)

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 大手5社体制が続いていたガソリン元売りは、今、大変革期を迎えている。JXホールディングスと東燃ゼネラル石油が4月に合併してシェア50%を持つJXTGホールディングスになった。出光興産も昭和シェル石油の3割強の株式を取得し、合計シェア30%のグループとなっている。残された大手元売りは1社。シェア10%のコスモエネルギーホールディングスだ。2大グループによる「寡占」が進む業界で、コスモはどう生き残りを図るのか。経営トップの桐山浩社長に聞いた(取材時は副社長)。

6月に経営トップに就任したばかりの桐山浩・コスモエネルギーホールディングス社長(写真:北山宏一)

2大グループ化が進む中で、コスモは生き残り策としてどんな手を打つのか。

 生産と販売の両面で改善に着手している。生産面では製油所の競争力を向上させるため、他の製油所と提携している。千葉製油所では旧東燃ゼネラル(現JXTG)の製油所とパイプラインでつなぎ、共同で石油精製を行っている。三重の四日市製油所は昭和シェル石油と共同事業が始まっており、処理能力の高いシェル側の設備で処理してもらうことでコスモの生産効率も上がる。

効率を高める手を打ちまくる

大阪の堺製油所はどうか。

 実は堺製油所は1000億円をかけて、他の2つの製油所にはない高性能な装置を導入している。簡単に言えば、石炭成分が多く混ざった原油を処理できる装置だ。こうした原油を精製する中で、重い部分をさらに処理し、それでも残る成分をコークスとして取り出すことができる。これまでは、コークスそのものを外部に販売して、原油をあますところなく製品にできていた。今年9月からは、このコークスを自社で発電の燃料として使うことにする。現状ではコークスの単価よりも電力単価の方が高いため、より収益性が上がる。

 販売面では、2月に発表したキグナス石油との資本業務提携が業績に改善をもたらすだろう。2020年にはキグナスにコスモからガソリンを供給することになる。キグナス系のスタンドはガソリンの販売割合が大きい。実際に供給するようになったら、ガソリン需要が生産を上回る「ショート(不足)」の状態になる。製油所の稼働率が上がって生産性も高まるし、無駄にあまるガソリンがなくなるので、収益面でもかなり大きいインパクトになる。

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