• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

マグロの近大が新たに仕掛ける「ウナギ味のナマズ」

土用の丑は「銀座でナマズ」で決まり?

2015年7月6日(月)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 「土用の丑の日に、銀座でナマズを食べよう」――。今年はそんな一風変わったイベントがある。仕掛けるのは、クロマグロの完全養殖に成功した、あの近畿大学。このほど、脂が乗って見た目・味ともウナギとほぼ変わらない「近大ナマズ」の養殖に成功したというのだ。丑の日の7月24日、東京・銀座で運営する近大の飲食店「近畿大学水産研究所」で、1日限定で販売する。

近畿大学が養殖に成功した「近大ナマズ」の蒲焼(下)。ウナギの蒲焼(上)と見た目、味はほとんど変わらない...という

 銀座と、大阪・梅田にある近畿大学水産研究所の店舗で、近大ナマズの蒲焼を30食ずつ提供する。水産物養殖の専門家、近大農学部水産学科の有路昌彦准教授が、鹿児島県のウナギ養殖会社、牧原養鰻の協力を得て養殖に成功した。

 「ウナギの代わりになる魚種はありませんか。私たちは明日の飯のタネにも困っています」

 有路氏が、近大ナマズの研究を始めたのは2009年。きっかけは知り合いのウナギ養殖業者や、ウナギ料理専門店から寄せられた、こんな深刻な悩みだった。

 折しも海外では、欧州に生息するヨーロッパウナギが、絶滅の恐れのある野生生物を保護するワシントン条約の規制対象となり、稚魚の欧州域外への輸出が禁止された。ウナギの流通規制の余波は日本にも広がり、入手できるウナギや稚魚の量は減る一方だった。

 近大や、水産庁系の水産総合研究センターなどは当時、それぞれウナギの養殖研究を進めていた。だが、研究は困難を極め、完全養殖と量産化に成功するのがいつになるかは分からなかった。それでもウナギ業者の経営を救うため、「何とか近い味の魚種を見つけて、ウナギの代用品にしよう」そんな決意を秘め、有路氏は動き出した。

20種類のサカナを蒲焼にして試食

 有路氏はまず魚種探しに取り掛かった。ドジョウ、マス、アナゴ...。淡水魚、海水魚を問わず、次々とサカナを取り寄せては、蒲焼にして試食することを繰り返した。だがウナギのように脂が乗っていなかったり、そのサカナ特有の匂いが残っていたりして、なかなかうまくいかない。試食した魚種は20種類にものぼった。

コメント0

「ニュースを斬る」のバックナンバー

一覧

「マグロの近大が新たに仕掛ける「ウナギ味のナマズ」」の著者

須永 太一朗

須永 太一朗(すなが・たいちろう)

日経ビジネス記者

2003年一橋大学社会学部卒業、日本経済新聞社に入社。西部支社(福岡)で警察、企業、県政を順に担当。その後は主に証券部で日本株相場を取材。14年3月に日経ビジネス記者に。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック