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現地リポート:ギリシャ債務危機、続く綱渡り

財政改革法案可決でも安心できない理由

2015年7月16日(木)

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アテネの国会前で、緊縮財政反対を唱えてデモ行進をする若者たち

 7月15日夜7時過ぎ。10日前の国民投票とは、明らかに違う雰囲気が漂っていた。

 アテネのギリシャ国会前のシンタグマ広場に、続々と人が集まってきた。「国民投票の結果を尊重しろ」「最後までNOを貫け」…。財政緊縮に反対を唱える巨大なプラカードを携えている者も少なくない。その多くが、この日朝から大規模なデモ行進でアテネ市内を一日練り歩いてきた。

 国会の前には、彼らと対峙するように重装備の警察機動隊が国会の入り口を取り囲んでいる。その後も人はどんどん増え、9時を過ぎると、国会前の広場と近くの通りは黒山の人だかりとなった。

 突然、「パァーン」という音と共に、広場近くの道路で火の手があがった。反緊縮を唱える一部の過激派が暴徒化して火炎瓶を投げつけたのだ。蜘蛛の子を散らすように逃げ惑う人々。機動隊は応酬する形で催涙ガスを放つと、国会前は一時騒然となった。

緊縮財政反対を唱えてデモ行進をする若者たち

 その後も過激派が次々と火炎瓶を投下したため、30分以上にわたって衝突が続いたが、機動隊が事態を沈静化すると、再び人が集まってきた。みんな、反財政緊縮を訴える人々だが、彼らのメッセージはアレクシス・チプラス首相には届かなかった。

 翌16日午前2時、ギリシャ議会は、チプラス首相による説得を受けさらなる緊縮財政を実施すべく、一連の財政改革関連法案を賛成229、反対64(棄権6、欠席1)の圧倒的多数で可決した。

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「現地リポート:ギリシャ債務危機、続く綱渡り」の著者

蛯谷敏

蛯谷敏(えびたに・さとし)

日経ビジネス記者

日経コミュニケーション編集を経て、2006年から日経ビジネス記者。2012年9月から2014年3月まで日経ビジネスDigital編集長。2014年4月よりロンドン支局長。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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