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追悼 堀場雅夫・堀場製作所最高顧問

「おもしろおかしく、最期まで働き続ける」

2015年7月17日(金)

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 「人間は死ぬまで働ける。最後は培った経験やノウハウをすべて出し切る。脳みそをすべて絞り出してコロッと死ぬ。そしたら本人も幸せだし、医療費負担や介護の問題もなくなる」

 堀場製作所の創業者で最高顧問の堀場雅夫氏が7月14日、亡くなった。90歳だった。

 冒頭は堀場さんが1年前のインタビューで記者に語った言葉。最後まで仕事に意欲を燃やし続けた。

 最近では「中国と気候が似ている沖縄県で、漢方薬を作るんや。そしたら沖縄の経済は発展する。付加価値を高めれば日本の農業はまだまだいける」と意気盛んだった。

堀場製作所の堀場雅夫最高顧問。2013年に京都市の本社で撮影(写真:福島正造)

 2014年から1年間、約2カ月に1度のペースで、日経ビジネスのコラム「異説異論」にご登場いただいた。コラム名通り通説にはとらわれない常に前向きな発言が印象的だった。

「人口減ったらいいことだらけや」

 日本の人口減少について語っていただいた時には「今さら、生めや増やせや言うても難しいやろ。日本の人口は半分の6000万人でちょうどいい」と持論を展開した。

 「人口が半分になれば、2倍の広さの家に住めるようになるし、ラッシュアワーもなくなる。エネルギー問題も環境問題もプラスに転じるだろう。いいことづくめや」と続けた。少子高齢化問題に対しても「年寄りを馬鹿にするけど、若い社員より年寄りの方がよっぽど生産性が高い。僕だってウチの新人よりは3倍、5倍、いや10倍は生産性高い」と笑い飛ばした。

 もちろん実際には計算通りに事は運ばないかもしれないが、堀場さんが常に大切にしていたのは「現状を悲嘆したり変化に抗ったりせず、むしろ変化を先取りして楽しく生きていこう」という姿勢だ。

 これは堀場製作所の社是である「おもしろおかしく」にも表されており、堀場さんの基本的な経営哲学だった。

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「追悼 堀場雅夫・堀場製作所最高顧問」の著者

宇賀神 宰司

宇賀神 宰司(うがじん・さいじ)

日経ビジネス記者

日経クリック、日経ベンチャー(現・トップリーダー編集などを経て、2007年1月から日経ビジネス編集記者。流通、中小ベンチャー、マネジメント、IT(情報技術)を担当する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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