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アプリストア、「第3極」の勝算

日本市場だけの「ガラパゴス」懸念も

2015年8月28日(金)

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iPhoneなら米アップルの「アップストア」、アンドロイド端末なら米グーグルの「グーグルプレイ」――。多くのユーザーがスマートフォン(スマホ)にアプリケーションをダウンロードする際これらのストアに直接アクセスしているのではないだろうか。しかし今、アップストアでもグーグルプレイでもない「第3極」のアプリプラットフォームが出始めている。

 楽天は今月、アンドロイド向けのアプリストア「楽天アプリ市場」を始めた。グーグルプレイで提供しているアプリのほか、楽天アプリ市場限定のアプリなど、約390タイトルのアプリを取り扱う。

 特徴は、同ストア内でアプリを購入する際やアプリ内で課金する際に「楽天スーパーポイント」を使用できること。また、同社によると大手アプリプラットフォームの場合、アプリ開発者から収益の30%を手数料として受け取っているが、楽天では手数料率を半分の15%に抑え、10%分をポイント還元にあてる。

 他にも、一部のアプリを対象に購入額100円ごとに楽天スーパーポイントを10ポイント獲得できる仕組みを追加。これは通常のポイント付与の約10倍にもあたる。

 あの手この手で楽天アプリ市場にユーザーとアプリ開発者を呼び込もうとする同社。「寡占状態のアプリ市場に風穴を空けたい」。アプリ市場事業部の栗原祐一郎部長はこう強調する。

 iPhoneの場合、アップストア以外からアプリをダウンロードすることは基本的にできない。しかし、アンドロイド端末の場合はグーグルプレイ以外でもアプリを入手することが可能だ。アップストアとグーグルプレイをアプリ配信プラットフォームの二大勢力と位置付ければ、楽天アプリ市場は第3極のプラットフォームと言える。第3極を狙う動きは楽天だけではない。

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「アプリストア、「第3極」の勝算」の著者

齊藤 美保

齊藤 美保(さいとう・みほ)

日経ビジネス記者

2011年中央大学法学部卒業。同年、日本経済新聞社に入社。産業部にて電機、IT、自動車業界を担当した後に、2014年3月から日経ビジネス編集部に出向。精密業界を中心に製造業全般を担当する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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