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タイムズがファミマと組むワケ

駐車場だけじゃないタイムズの戦略

2015年9月1日(火)

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 駐車場運営を行うタイムズ24がコンビニエンスストアのファミリーマートと業務提携する。

 全国約1万5000カ所で駐車場を運営するタイムズ24のノウハウを活かし、一部ファミリーマートの駐車場を「タイムズ化」する。タイムズ24では自社が開拓・運営する駐車場以外に、商業施設や自治体の駐車場の管理運営を受託しており、その数は現在2729件(2014年10月期)。タイムズの駐車場全体の25%を占める計算だ。

 施設側が運営を委託する理由は大きく分けて2つある。1つは昼間の一般客を取り込めること。もう一つは、24時間営業であることで店舗や施設閉店の時間にも駐車場を“稼ぐ場所”にできることだ。

 店舗専用の駐車場には、店舗を利用する顧客以外はなかなか駐車をしない。たとえ店舗が来店客以外に開放していたとしても、顧客には分かりづらい。一方駐車場として知名度の高い「タイムズ」の看板を掲げれば、店舗の利用有無にかかわらず駐車をしてもらえ、その分売り上げがあがる。場合によっては、ついでに施設や店舗によってもらえる可能性もある。

 2つ目は、店舗や施設が閉店してしまったあとも、タイムズであれば24時間駐車場が「営業中」となることだ。店舗や施設と駐車場の営業時間は重なっていることが多く、閉店したあとは駐車場も使えなくなるのが一般的だ。一方、「タイムズ化」することで、駐車場だけは深夜も早朝も無人で「営業」を続け、着々と売り上げを積み上げてくれるというわけだ。

 コンビニエンスストアの駐車場はそもそも24時間営業であることから、主に、1つ目のメリットを最大化するのが両社の狙いだろう。その上で、大型施設で一般的となっている、店舗を使った顧客は無料に、使わない顧客は通常の駐車場同様有料にというスキームになるだろう。

 タイムズ24がファミリーマートと提携する理由は、「駐車場」だけにとどまらない。むしろ、本命ともいえるかもしれないのが「カーシェアリング」のステーションとしての利用だ。

タイムズ駐車場は既に全国で約1万5000件にのぼる。そのうち2700件以上が商業施設などの受託管理運営だ。(撮影:的野 弘路、以下同じ)

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「タイムズがファミマと組むワケ」の著者

染原 睦美

染原 睦美(そめはら・むつみ)

日経ビジネス記者

日経パソコン、日経ウーマンオンラインを経て、2013年4月から日経ビジネス記者。IT担当などを経て、日用品・化粧品担当。趣味は洗濯、昼酒、ピクニック。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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