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三菱自、不正の検証作業でまた「不正」

「ミラージュ」「RVR」など主力7車種が販売停止、新たな損害賠償も

2016年8月31日(水)

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 8月30日、三菱自動車のさらなる不正が発覚した。

 一連の燃費不正を受け、正しい燃費データを測定するために実施していた社内試験で、本来であれば複数の試験結果のうち中央値に近いデータ3つを採用すべきところを、下方の(自社に都合の良い)データ3つを選んで使用していた。

三菱自動車の益子修会長(左)と山下光彦副社長

 国土交通省は、この行為を「不正」と指摘。同時に国交省が実施した確認試験の結果と三菱自動車が実施した社内試験の結果に乖離があったことも公表した。三菱自動車は同日、現行販売車9車種のうち乖離のあった8車種において、正しい燃費を再申請する手続きに入った。申請が終了するまでの約2週間、該当モデルの販売を停止する。

 再申請の対象車種は、「ミラージュ」「RVR」「パジェロ」「デリカ D:5」「アウトランダーPHEV」「i-MiEV」「ミニキャブMiEVバン」「ミニキャブMiEVトラック」の8車種。このうち、再申請は必要になるものの実質的な燃費に影響のない「ミニキャブMiEVバン」を除き、7車種(ただし、燃費が乖離していたモデルのみ)を所有する顧客に損賠賠償を支払う。金額は、乖離に大きさに応じて10万円、6万円、3万円のいずれかになる。

なぜまた不正は起きたのか

 不正を正すべき段階で、なぜまた不正は起きたのか。同日午後6時から東京都港区の本社で開いた会見で益子修会長は、「現場は、測定したデータのうち、最良の数値を選ぶことが法令違反であるという認識がなかったようだ」と説明した。

 法令では、燃費データ(走行抵抗値)について、3つの測定結果の平均値を提出するよう定めている。国交省が三菱自動車から車両を提供してもらい実施した確認試験では、測定を5回実施。そのうち最大値と最小値を除いた3つのデータから平均値を算出した。

 ところが三菱自動車では、5回どころか「車種によっては70回以上」(山下光彦副社長)の試験を重ね、その中から3つの良い数値を選んでいたため、国交省が実施した試験結果と乖離があった。「法令には『3つの平均』と書かれているが、厳密に読むと測定回数の規定がない」(山下光彦副社長)。ここを現場が拡大解釈したと考えられる。

コメント20件コメント/レビュー

経営トップの「最良の数値を選ぶことが法令違反であるという認識がなかった」と他人事の様な発言は、全く反省が無いとしか受け取れない。
この会社の問題は燃費だけでなく全ての問題に対し同様に処理をしているとしか考えられない。早くこの業界から退場してください。(2016/09/05 08:05)

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「三菱自、不正の検証作業でまた「不正」」の著者

池松 由香

池松 由香(いけまつ・ゆか)

日経ビジネス記者

北米毎日新聞社(米国サンフランシスコ)で5年間、記者を務めた後、帰国。日経E-BIZ、日経ベンチャー(現・日経トップリーダー)、日経ものづくりの記者を経て、2014年10月から日経ビジネス記者。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

経営トップの「最良の数値を選ぶことが法令違反であるという認識がなかった」と他人事の様な発言は、全く反省が無いとしか受け取れない。
この会社の問題は燃費だけでなく全ての問題に対し同様に処理をしているとしか考えられない。早くこの業界から退場してください。(2016/09/05 08:05)

コメントの「法令には違反しない範囲でより良い結果を得るにはどうしたらいいか」について
チャンピオンデータの採用等は、「嘘は言っていない」だけマシというレベル。
これを許さないならば、「エコドライブの達人による運転」もスペシャルデータ。
達人が用意できないでも、実際の運転で出た値は達人の運転が出せる値に相当する。
チャンピオンデータにケチを付けるならばスペシャルドライバーもアウト。
余談としては、疑似科学的説明で効果をうたい売る大手企業も三菱自動車と同類
第2に三菱自動車になる前に襟を正すべきだろう

全ては、燃費目標達成圧力が悪い。
達成できないを言わせない、許さない、指揮命令系統という経営陣の問題。
燃費が出せないのだから、別の所で勝負するべきなのに、
金がかけられる他所と同じ所で勝負するアホ。(2016/09/03 10:18)

三菱自動車改め「身潰自動車」・・・どうしようもない馬鹿な会社だ。
嘘をつくのがこの会社のDNA。こんな会社は、さっさと解体してしまえ(怒)(2016/09/01 15:34)

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