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ファミマ沢田新社長、船出の挨拶「硬さ」の理由

「規模に限れば強くなった」 逆説的にセブン追撃の難路を表現

2016年9月2日(金)

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 大きな仕事を成し遂げる。選挙で有権者に選ばれる。そんなとき、カメラを向けられた人が「これはゴールではなくてスタート」と語るのはよくあることだ。それにしても表情の硬さが目立っていた。ファミリーマート新社長、沢田貴司氏のことだ。9月1日、ユニーとの経営統合で新たな歴史を歩み始めたが、セブンイレブンとの首位決戦には課題が多いという事実を、自ら言い聞かせているようにも見えた。

 サークルKサンクスを傘下にもつユニーグループ・ホールディングスとファミリーマートは9月1日、経営統合した。新たにユニー・ファミリーマートホールディングス(HD)が発足。サークルKサンクスの本部があった東京・晴海のオフィスビルでは同日、これまでサークルKだった1階の店舗がファミマに看板を替えてオープンした。

 この日、報道関係者向けに開かれたイベントは、まず店舗を見学し、そのあとに記念式典という流れだった。記者も参加してきた。

新装開店した晴海のファミマには、同社が力を入れる総菜が並べられていた(9月1日、東京都中央区)

さっそくTポイントカードに登録するお客さんも

 さっそくお店に入ってみる。当たり前ではあるが、そこには「普通のファミマ」があった。

Tポイント対応カードの登録募集ポスターを掲示するファミマのスタッフ(9月1日、東京都中央区)

 かつて雑誌が並んでいた窓際は、最近ファミマが設置を推進しているイートインコーナーに変わっている。店内奥の冷蔵ケースには、食材の様子を見やすい透明なパッケージに入った総菜が並ぶ。これはファミマが「中食構造改革」を掲げて8月に導入した肝入りのパッケージだ。

 サークルKサンクスでは買い物の額に応じて共通ポイント「楽天スーパーポイント」が使えたが、ファミマが採用するのは自ら運営会社に出資もしている「Tポイント」。ファミマに生まれ変わった店内には、Tポイント対応カードへの入会を勧めるスタッフが待機。さっそくイートインコーナーで席に座って手続きする高齢男性の姿も見かけた。

 気づくと午前11時。記念式典が始まった。

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「ファミマ沢田新社長、船出の挨拶「硬さ」の理由」の著者

藤村 広平

藤村 広平(ふじむら・こうへい)

日経ビジネス記者

早稲田大学国際教養学部卒業、日本経済新聞社に入社。整理部勤務、総合商社インド拠点でのインターン研修などを経て、企業報道部で自動車業界を担当。2016年春から日経ビジネス編集部。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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