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KO回避も…トランプ氏を阻む“ガラスの天井”

ヒラリー対トランプ、第2戦はクリンチ作戦で“泥仕合”

2016年10月12日(水)

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10月9日、2016年米大統領選挙の第2回討論会がミズーリ州で開かれた。わいせつ発言問題で窮地に立たされたドナルド・トランプ氏だが、からくも“KO負け”は免れた。(写真:UPI/アフロ)

 米大統領候補が直接対決でぶつかり合う討論会の第2ラウンド。直前に流出したわいせつ発言ビデオの影響で共和党のドナルド・トランプ候補のかなりの劣勢が見込まれたが、これまでの選挙戦の趨勢を変えるほどの決定打は出なかったという印象だ。

 10月9日に開催された今回の討論会は、直前にトランプ氏による11年前のわいせつ発言ビデオが流出するというオクトーバー・サプライズがあった。その中身は各所で公開されているが、3週間後に大統領選を控える候補者の発言と考えるとなかなかに低劣である。

 簡単にいえば、収録前のバスの中の“雑談”で、「ある女優を口説いて抱こうとしたが結婚しているとして断られた」「(共演女性があまりに美人だったという文脈で)あんな美人を見れば無条件で口説き、速攻でキスをして、パンツの中に手を突っ込む」などという発言を録音されていたという話だ。

共和党からも集中砲火

 トランプ氏のパーソナリティを考えるとさもありなんという感じだが、番組待機中の男同士の会話とはいえ、このタイミングでお下劣発言が飛び出したのは大打撃である。トランプ氏は即座に謝罪、「ロッカールームでの軽口」と火消しに動いたが、弁明もむなしく各所から集中砲火を浴びた。

「うんざりしている」(ポール・ライアン下院議長=共和党)
「性暴力」(ジョー・バイデン副大統領=民主党)
「条件付き支持も不可能」(ジョン・マケイン上院議員=2008年の共和党大統領候補)
「もう十分」(コリンドーザ・ライス元国務長官=共和党)
「彼の発言を許せないし、発言を擁護することもできない」(マイク・ペンス副大統領候補=共和党)
「私への侮辱」(メラニア・トランプ=妻、※その後に「彼の謝罪を受け入れることを望む」という発言が続く)

 事態を重く見た共和党のライアン下院議長はトランプ氏のための選挙運動をやめ、議会の過半数維持に全力を挙げるという考えを表明した。事実上の三行半である。共和党としても、上下院の改選で苦戦している候補者に資金を振り分けることを決めた、と報じられている。

コメント3件コメント/レビュー

傍から見ていると、自らの政治的野心のために夫の放埓を見逃すのみならず弁護士的手腕で被害者を恫喝してきたヒラリー氏も同じ穴の狢、というかより悪質に思えます。でもいざとなれば「自分も夫の被害者である」とコスプレできるのが強みですね。(2016/10/12 09:36)

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「KO回避も…トランプ氏を阻む“ガラスの天井”」の著者

篠原 匡

篠原 匡(しのはら・ただし)

ニューヨーク支局長

日経ビジネス記者、日経ビジネスクロスメディア編集長を経て2015年1月からニューヨーク支局長。建設・不動産、地域モノ、人物ルポなどが得意分野。趣味は家庭菜園と競艇、出張。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

傍から見ていると、自らの政治的野心のために夫の放埓を見逃すのみならず弁護士的手腕で被害者を恫喝してきたヒラリー氏も同じ穴の狢、というかより悪質に思えます。でもいざとなれば「自分も夫の被害者である」とコスプレできるのが強みですね。(2016/10/12 09:36)

米国の大統領選挙が、ネガティブキャンペーンに代表される、観ていてうんざりさせられる「お祭り」に堕して以来、前回のオバマ対ヒラリーがその頂点に位置していたと思っておりました が、まさか、ここまで事態が進行するとは思ってもみませんでした

トランプ氏の支持者は、低学歴の白人、つまり、プア・ホワイトだと言う評価には、少々疑問を持っております それだけで、ここまで残れるとは思わないからです 確かに、トランプ氏は結構な額を自前で負担して選挙戦を戦っているようで、これは、ロス・ペロー氏に似てはおりますが

しかしながら、この選挙戦にかかる費用は莫大で、トランプ氏が全て自前でやっているとは思えないからです だって、ビジネスマンですから、負けた時にかかった費用が莫大なら、とっくに撤退しているでしょうから ということは、かなりの献金があるのだと思わざるを得ないのです だからこそ、撤退しないのではないでしょうか

彼が勝利するとしたら、これはもう、Brexitの再来と言えるでしょう おもしろ半分で票を入れたら、起こるべきで無い事が起こってしまって、後悔する 無かった事にして欲しいと願っても、そのまま進行してしまう 米国民は嘗て、どう考えても知性に於いて劣る人物を大統領を選んで、エライ眼に遭ったことを、記憶していないのではないでしょうか 忘れやすいのは日本人に共通しているのは承知ながら、ゴア対ブッシュ戦の記憶を生かせないのかなぁと、横で見ながら呆れるばかりです(2016/10/12 08:48)

圧倒的有利に見える状況だからこそ、
ヒラリー氏の真価が問われていると考えます。
このまま批判ばかりで押し通るには、大統領選まで時間がありすぎる。
ここはむしろ批判をいったん押し留め、
トランプ氏の反省に期待する、と言える位の余裕を見せて欲しい。

批判とスキャンダルの泥仕合は、もう十分ではないですか。
この醜い争いを、アメリカ国民だけではなく、
世界から見られている事を忘れないで頂きたい。(2016/10/12 03:42)

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