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米FC2を提訴、ドワンゴ川上会長の真意

「ブロマガ」商標権巡る訴訟合戦の背景

2016年11月16日(水)

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 11月15日、動画サイト「ニコニコ動画(ニコ動)」を運営するドワンゴが、同社の商標権などを侵害されているとして、同じく動画サイトやブログサイトなどを運営する米FC2を相手取り、東京地方裁判所に提訴した。これに先立ち、FC2も今年7月、ドワンゴに対して同様の提訴をしており、ドワンゴは徹底抗戦の構えだ。

 両社の争いが泥沼化しつつあるかに見える訴訟合戦。が、事はそう単純ではない。ドワンゴが提訴した背景には「国境を超えた権利侵害にどう対峙するか」という川上量生会長の問題意識がある。

 まず、争点を整理しよう。争いは、ドワンゴとFC2、それぞれのブログサービスが「ブロマガ」という呼称を使っており、それぞれ別の目的で商標登録されているために生じた。

削除されない「違法アニメ」

 ドワンゴはブログとメールマガジンが一体となったサービス「ブロマガ」をニコ動内で提供。記事ごと、あるいは月ごとの課金が可能で、サービス名のブロマガは「電子出版物の提供」などを対象に、2013年9月に商標登録されている。

ニコニコ動画の「ブロマガ」紹介ページ。記事ごと、月ごとに課金できるほか、ブログ記事をメールマガジンや電子書籍形式で配信できる

 一方、FC2は、ブログサービス「FC2ブログ」において、記事ごと、月ごとに課金ができる機能「ブロマガ」を提供。「インターネットにおけるブログのためのサーバーの記憶領域の貸与」などを対象に、2013年10月に商標登録されている。

FC2の「ブロマガ」紹介ページ。「ブロマガとは、雑誌の『袋とじ』のようにブログ記事に価格を設定し、料金をお支払いいただいた訪問者だけが閲覧できる機能」とある

 先に動いたのはFC2だ。今年7月、FC2は自社の商標権を侵害しているとして、ドワンゴに対してブロマガの記載を中止し、不当利得を返還するよう求める訴えを東京地裁に起こした。

 ドワンゴは、「商標権を取得して正当に使用しており、当社の行為はFC2の商標権を侵害するものではない。徹底的に争う」として、今回の訴訟に踏み切ったという経緯がある。

 だが背景を探ると、両社のあいだには数年前から“火種”が燻っていた。ブログではなく、動画配信サービスの違法コンテンツで。

コメント9件コメント/レビュー

自ら行ってきた違法投稿で財を成してきた会社の会長が言える内容じゃない、ハッキリ言ってブーメランでしかない
まず過去自分達(己の会社)が行ってきた「悪事」を清算しなければドワンゴ川上会長は単なる道化に過ぎない(2016/11/16 20:33)

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「米FC2を提訴、ドワンゴ川上会長の真意」の著者

井上理

井上理(いのうえ・おさむ)

日経ビジネス記者

1999年慶応義塾大学総合政策学部卒業、日経BPに入社。以来、ネット革命などIT業界やゲーム業界の動向を中心に取材。日本経済新聞への出向を経て2014年4月より日経ビジネスの電機・ITグループ

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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いただいたコメント

自ら行ってきた違法投稿で財を成してきた会社の会長が言える内容じゃない、ハッキリ言ってブーメランでしかない
まず過去自分達(己の会社)が行ってきた「悪事」を清算しなければドワンゴ川上会長は単なる道化に過ぎない(2016/11/16 20:33)

だったらPCT出願すべきでしたよね。(2016/11/16 20:21)

国がネットをブロックするようになると、管理する側に都合のよい情報に偏る。知的財産の問題よりも根本的な国民の権利に
関わると思う。(2016/11/16 15:52)

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