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中国の「バブル」崩壊に備えよ

「メルトダウンシナリオ」の衝撃度は?

  • 熊谷 亮丸

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2015年12月9日(水)

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 2015年の夏場以降、中国における「バブル」崩壊の懸念が急速に強まっている。中国が突如として、人民元の切り下げに踏み切ったことをきっかけに、グローバルな金融市場は激震に見舞われた。われわれは、中国経済が抱えるリスクをどのように捉えればよいのだろうか?

 筆者の中国に対する見方を一言で述べれば「短期=楽観。中長期=悲観」である。中国は所詮「社会主義」の国なので、公共投資を中心とするカンフル剤を打てば、問題を1~2年程度先送りすることは可能である。しかし、向こう3~5年程度の時間軸で見れば、中国では「バブル」崩壊のリスクが高まると見ている。

「過剰」その1 1000兆円以上の過剰融資

 最初に、現在中国には膨大な2つの過剰が存在することを指摘しておきたい。

 第1の過剰は金融面での過剰融資である。中国における過剰融資の総額は1000兆円以上と推定される。将来的に、このうち何割かが焦げ付く場合、数百兆円規模の不良債権が発生することが懸念される。わが国の「バブル」崩壊に伴う不良債権額が100兆円規模であったことを勘案すると、文字通り「人類史上最大のバブル」と言っても過言ではない。

 最近のグローバルな金融市場では、①中国政府が不良債権処理に充当する目的で3.5兆ドル(2015年10月末時点)程度に達している外貨準備を取り崩す結果、米国の長期金利が急上昇、②「質への逃避」の動きによって急速な円高が進行、といったリスクシナリオを警戒する向きが少なくない。

図1:中国の社会融資総量残高GDP比
(注)2001年12月末時点の社会融資総量の残高を貸出残高の1.1倍と仮定した
(出所)中国人民銀行、中国国家統計局より大和総研作成

「過剰」その2 400兆円以上の過剰資本ストック

 第2の過剰は、工場や機械といった、いわゆる「資本ストック」の過剰である。その総額は400兆円以上と推定される。外資を自転車操業的に呼び込んで、資本ストックを増やすことによって成長する、中国の経済成長モデルは大きな曲がり角に差し掛かっている。

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