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ロイヤルHDがハラル対応で先手

リッチモンドホテルの差別化の武器は「朝食」

2015年12月17日(木)

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 ロイヤルホールディングス傘下のアールエヌティーホテルズが、12月17日、「リッチモンドホテルプレミア 浅草インターナショナル」を開業した。同社にとって東京・浅草では2棟目で、インバウンドに対応した設備やサービスを充実させたのが特徴だ。

 客室は8フロアで270室あり、宿泊料金はスタンダードルーム(シングル)で1泊1万円から。ツインの部屋が119室と多めで、観光客向けの仕様となっている。コンシェルジュは5カ国語に対応する。アールエヌティーホテルズの成田鉄政社長によれば、「開業から2~3年で、全国のリッチモンドホテルの平均稼働率である89%を目指したい。まずはインバウンドの書き入れ時である2月の春節の時期が勝負になる」と期待をかける。宿泊者の半数が外国人観光客になるようにしたい考えだ。

 インバウンドへの対応の中でも、強化しているのがイスラム教徒(ムスリム)へのサービスだ。礼拝時に床に敷くマットやコンパスといった道具を貸し出せるようにし、フロントのある階のトイレには手足を洗い清める水場を設置した。

ムスリムに貸し出す礼拝に使うマットやコンパスなど。ホテルではこうしたセットを複数用意している
ホテルのフロント階にあるトイレには、ムスリムが手足を洗い清める水場を設けた

 さらに注力したのが、ハラルに対応した朝食だ。イスラム教の戒律に沿って、豚肉やアルコールなどを使わず、製造や輸送、保管の際にも、混入がないように管理された食事だ。ロイヤルHDでは、今年8月、食材の製造、購買、物流事業を担う事業会社であるロイヤルが、福岡県のセントラルキッチンにおいて、宗教法人日本イスラーム文化センターからハラル対応の認証を受けた。ここで作られたハラルミールは、既に機内食などに提供しているが、そのノウハウを生かして、このほど本格的にホテルへの提供を始める格好だ。

 通常の食材の混入を防ぐため、食事はセントラルキッチンで一食分ずつランチボックスに梱包され、冷凍の状態でホテルのレストラン内にあるハラル専用の厨房に毎日運ばれる。この厨房は3坪弱の広さで、冷凍庫と冷蔵庫、業務用の電子レンジがある。厨房を専用にしたのも混入を防ぐためで、一連の工程もハラル対応の認証を受けている。こうした対応までしている大手ホテルは珍しいという。

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「ロイヤルHDがハラル対応で先手」の著者

河野 紀子

河野 紀子(こうの・のりこ)

日経ビジネス記者

日経メディカル、日経ドラッグインフォメーション編集を経て、2014年5月から日経ビジネス記者。流通業界(ドラッグストア、食品、外食など)を中心に取材を行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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