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一休・森社長がヤフーを選んだ理由

2015年12月23日(水)

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ヤフーが、高級宿泊・飲食予約サイトの一休を約1000億円で買収する。高級路線では他の追随を許さない業績好調の一休をなぜ今、手放すのか。売却を決めた張本人、一休の森正文社長が、本誌の単独取材に応じた。

 リーマンショック以降、V字回復を果たし、4期連続増収増益と絶好調の一休は、競合からすれば「垂涎の的」だった。高級ホテル・旅館の宿泊予約では他の追随を許さず、2006年から始めた高級飲食店のネット予約でも独走状態。ヤフーで宿泊・飲食予約の事業責任者を務める小澤隆生・執行役員は、その強さをこう表現する。

4期連続で営業最高益を見込む
●一休の営業利益

 「一休さんの領域は、うちでは絶対にかなわない。『ヤフー!トラベル』で手数料を無料にしたけれど、そういう問題じゃない。施設さんは一休だから出す、という論理。高級志向のお客さんも、ヤフーを経由せずに直接一休へ行く。もう、圧倒的、なんです」

 その一休をヤフーに売る、と決めたのは、約40%の株を保有する創業者の森正文社長にほかならない。森社長はヤフー買収の報が流れた翌日、晴れやかな顔で本誌にこう話した。

「生き残る確率が高まる」

ヤフーへの売却を決めた一休の森正文社長(写真=陶山 勉)

 「僕は一休という会社を未来永劫、残していきたいと考えたんです。僕がやっても、そこそこ成長したと思う。でも、ヤフーさんの方が資金も人材もトラフィックもある。会社の未来を冷静に考えると、そっちの方が生き残る確率が高まると考えたんです」

 「僕は2年くらい前からそういうことを考えていましたが、業績も株価も好調で、伸びしろも残されている、そういう最高のタイミングで売った方が、残る社員のためにもなる。リストラもされませんし、引き受ける会社が大切にしてくれますから。それが、今だったというわけです」

 「僕が株を売って完全に身を引くのも会社のため。僕が中途半端に株を持っていたり、残ったりしたら、残された社員はやりにくくなりますし、ヤフーさんにお任せする意味もなくなる。我が子のような会社だからこそ、完全に身を引くことにしました」

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「一休・森社長がヤフーを選んだ理由」の著者

井上理

井上理(いのうえ・おさむ)

日経ビジネス記者

1999年慶応義塾大学総合政策学部卒業、日経BPに入社。以来、ネット革命などIT業界やゲーム業界の動向を中心に取材。日本経済新聞への出向を経て2014年4月より日経ビジネスの電機・ITグループ

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

中 尚子

中 尚子(なか・しょうこ)

日経ビジネス記者

日本経済新聞入社後、証券部で食品やガラス、タイヤ、日用品などを担当。財務や法務、株式市場について取材してきた。2013年4月から日経ビジネス記者に。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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