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「男性ホルモン」が少ない人は“早死に”する

アンチエイジングが本当に必要なのは「男」だ

2015年11月20日(金)

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 「アンチエイジング」(抗加齢)と言えば、もっぱら女性の間で使われる言葉で、「若づくり」のオシャレな言い方だと思っている男性も少なくないのでは?

 しかし、「外見を若くする」のはアンチエイジングの一面にすぎません。WHO(世界保健機関)の「世界保健統計2015」によると、平均寿命84歳の日本は世界一の長寿国ですが、実はこれは女性のおかげ。男女別に見ると、女性は第1位なのに対し、男性は第6位。現代の日本で本当に「アンチエイジング」が求められているのは、健康に対する意識の高い女性よりも無頓着な男性のほうなのです。男性ホルモン低下、AGA、ED、老眼、前立腺がん、ドライマウス、オヤジ臭、シミ・シワ、尿漏れ、かくれ肥満、ドライアイ──。"中年男"の気になるテーマの中からいくつかピックアップして、最新予防医学の「答え」をしっかりお届けします。

 第1回のテーマは、オトコの活力源ともいえる「男性ホルモン」について取り上げます。

“下半身”だけじゃない、男性ホルモンの重要な働き

 男性ホルモンといえば、"下半身"関係のホルモンというイメージが強いかもしれない。しかし、実はそれだけではない。気力や性格、社会性にまで影響し、女性にとっても重要なホルモンであることが分かってきたのだ。

 主要な男性ホルモンに「テストステロン」がある。男性の場合、約95%は精巣(睾丸)で作られるが、男女ともに副腎でも作られている。

 順天堂大学大学院医学研究科泌尿器外科学の堀江重郎教授は、「テストステロンは社会の中で自分をアピールし、未知の世界に旅立たせる"夢と冒険のホルモン"。 芸能人や政治家には(血液中の)テストステロン値が高い人が多い」と話す。

 意欲や気力とも密接な関係があり、テストステロン値が下がるとうつ病になりやすいことも分かっている(Endocr J.2012 ;59(12):1099-105)。

 男性だけではない。米国の研究によると、社会の第一線で働いている女性はテストステロン値が高い傾向があった。テストステロン値が高い人は公平さや公正さを求める正義感が強く、社会に貢献しようとする意欲が高くなるという。つまり、テストステロンは男を"ヒーロー"にするホルモンとも呼べるわけだ。

 面白いことに、テストステロン値の大まかな高さは「手の指」を見れば分かる。男女ともに、人差し指と薬指を比べて、「人差し指が長い人はテストステロン値が低く、薬指が長いほど高いと考えていい」と堀江教授。

 胎児の時期、大量のテストステロンが分泌されると薬指が長くなる。この分泌量は大人になってからも基本的には変わらず、薬指が長い人は実際テストステロンの値が高いことが確認されている(BJU Int.2012 Jan;109(2):266‐71)。

コメント3件コメント/レビュー

女性も男性ホルモンが多いほうがいいのでしょうか。(2015/11/25 10:15)

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「「男性ホルモン」が少ない人は“早死に”する」の著者

伊藤 和弘

伊藤 和弘(いとう・かずひろ)

ライター

フリーライター。1967年生まれ。新潟大学法学部卒業。医療・健康分野、文芸・マンガ関係の記事を中心に執筆。著書に『少年マガジン伝説』(電子書籍)がある。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

女性も男性ホルモンが多いほうがいいのでしょうか。(2015/11/25 10:15)

倫理感を持ち犯罪にならない程度にスケベになるのが、アンチエイジングや健康の秘訣なのですね。(2015/11/20 10:02)

女性を担ぎ上げる昨今の風潮に嫉妬している訳ではない。男性の今ある性「アンチエイジング」について語られるのはいいが、矢張り女性、男性の性差の探求に行き当たる。性教育のあり方についてや性犯罪の洪水、その広がりは目を覆いたくなるばかり、判っているけれども止めどもない連鎖の様相。性差は、判らないままの事柄が全き明白になったわけではなく、判ったような気になってか、分からないままでいいような事柄として、未成年・成年の決めが20歳から18歳に改められようがどうかは兎も角、連綿として世代交代してゆく難題に相違ない。国境・国家・国益を信奉する人間と○○國を語る人間集団の対峙に酷似している。性差の大本を探究せずして現状を分析し改善の手順とするかの如きは主客転倒とも言える。あらためて筆者には性差についての記述をお願いしたい。(2015/11/20 06:35)

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