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1130万人を悩ます「ED」は“治せる病”だ

衝撃波による治療法も登場

  • 伊藤 和弘

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2015年12月4日(金)

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 WHO(世界保健機関)の「世界保健統計2015」によると、平均寿命84歳の日本は世界一の長寿国。しかし男女別に見ると、女性は第1位なのに対し、男性は第6位で、意外なことにベスト5にも入っていない。現代の日本で本当に「アンチエイジング」が求められているのは、健康に対する意識の高い女性よりも無頓着な男性のほう。男こそアンチエイジングが必要なのだ!

 今回は男性にとって深刻な悩みであるED(勃起障害)について取り上げる。

問題は「夜の生活」だけではない

 ED(勃起障害)が男にとって大問題なのは「セックスできない」ことだけではない。ペニスの動脈は細く、動脈硬化の影響が真っ先に表れる部分。EDを放置しておくと、やがて脳卒中や心筋梗塞で倒れる可能性も高いという。

 しかし、朗報もある。20世紀末からED治療は飛躍的に進み、「革命的治療法」も登場した。もはやEDは“治せる病気”になりつつある。

 EDという言葉はほとんどの男性がご存じだと思う。Erectile Dysfunctionの略で、「勃起障害」と訳される。患者の尊厳を傷つける「インポテンス」(性的不能)に代わって使われるようになった。

 EDというと、ペニスがウンともスンとも言わない状態と思われがちだが、日本性機能学会によるとその定義は、「75%以上の確率で、勃起が不十分なため満足なセックスができない」こと。いわゆる「中折れ」も含めて、4回に3回ダメならEDと診断されるわけだ。

国内の推定患者数は実に約1130万人!

 ひそかにEDで悩んでいる男性は、想像以上に多い。国内の推定患者数は実に約1130万人! 40代の2割、50代の4割が当てはまると言われる(日本臨床2002;60,200-202)。

 しかし、そう聞いて「オレだけじゃないんだ」と安心していてはいけない。EDは単に「セックスできない」だけの病気ではないのだ。

 「男性の血管は大厄の42歳頃から衰え始めるが、ペニスの動脈は細いので真っ先に動脈硬化の影響が表れる。EDは心臓病や脳卒中の前触れかもしれない」と、2015年から日本メンズヘルス医学会理事長も務める順天堂大学大学院医学研究科泌尿器外科学の堀江重郎教授は指摘する。

 緊張して立たない青年と違って、昔はバリバリだった中高年のEDは一種の生活習慣病。血管の老化(動脈硬化)が大きな要因になっていて、活性酸素による体内の酸化が進んでいることが多いという。

 実際、EDの人は生活習慣病の併発率が高い。米国で約27万人のED患者を調査したところ、高血圧が40%、脂質異常症(高脂血症)が40%、糖尿病が20%、うつ病が11%いた。

 「うつ病の人は1年くらい前から勃起しなくなっていることが多い。朝立ちの回数が減るのは血管力が衰えているサイン。食事や運動など、改めて生活習慣を見直すきっかけにしてほしい」と堀江教授はアドバイスする。

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