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34年前の足跡を辿るハバロフスクぶらぶら散歩

2015年12月12日(土)

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次は昼間の車窓を見てみたい

 前夜の9時にウラジオストク駅を発車したオケアン号は、翌朝8時15分の定刻にハバロフスク駅に到着した。

 前回、「いよいよシベリア鉄道乗車」といっておきながら、沿線の風景も車内の様子も紹介できないのは、夜出て朝早く着く列車だったからである。

ハバロフスク駅の朝。駅は町の中心から少し離れている

 本当は、昼間にこの区間を通って沿線風景をじっくり眺めたかったのだが、そうすると、ウラジオストクを昼11時に発車して、ハバロフスクに深夜23時ごろに到着する列車に乗るしかなかった。しかも、ホテルがある中心部は駅から2km以上離れている。

 いくら無神経な私でも、慣れない海外の町で、妻を連れて真夜中に到着するのは避けたかった。タクシーがあるかどうかも分からなかったし……。

ノボシビルスク-ウラジオストク間を走る8列車がハバロフスクに到着した

 もっとも、実際に現地に行ってみて、ガイドブックが脅かしているような恐ろしげな雰囲気は感じなかったので、次回はぜひ昼の列車に乗って車窓を眺めたい……と、また行く気になっている私である。

時代は変わりホテルのサービスも変わっていた

 翌日は朝8時10分発の列車を予約しているので、ハバロフスク滞在は約24時間である。まだ朝早いので部屋には入れないだろうが、まずは荷物を預けようと、タクシーでホテルに向かった。

 ロシアのホテルというと、ソ連時代に旅行をしたことのある人は、「ああ、ロビーが薄暗くて、愛想が悪いんだよなあ」とか「各フロアに怖い顔をしたおばちゃんが常駐していて、監視されているみたいなんだよね」と口を揃える。

 だが、時代は変わっていた。

ハバロフスク駅構内に並ぶ自動販売機。コーヒーやジュースなどが売られている

 ホテルに着いたのは、まだ朝の9時前。チェックインまで荷物を置かせてくれというと、フロントの若い女性はにっこりしてこう言った。

 「明日は朝食をとっている時間がないでしょうから、今、食べていったらいかが? おなかいっぱいならば、ランチパックを作りましょうか」

ハバロフスクの目抜き通りにあたるムラヴィヨフ・アムールスキー通り

 昔のソ連のホテルを知る人間には、耳を疑うせりふである。

 そのおことばに甘えて、のんびりと10時ごろまでおいしい朝食を堪能。おかげで夜行列車の疲れを癒すことができた。そしてフロントに戻ると、なんと「もう部屋に入れますよ」というではないか。

 恐るべしロシアのホテル。これでいて、清潔でデラックスで居心地のよい2人部屋が1万円ほどなのだ。ルーブル安ということもあるが、お得である。

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「34年前の足跡を辿るハバロフスクぶらぶら散歩」の著者

二村 高史

二村 高史(ふたむら・たかし)

フリーランスライター

1956年東京生まれ。東京大学文学部卒。小学生時代から都電、国鉄、私鉄の乗り歩きに目覚め、その後も各地の鉄道を乗り歩く。現在はフリーランスの物書き。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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中谷 巌 「不識塾」塾長、一橋大学名誉教授