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シリコンバレーはもう古い?欧州に起業の新聖地

2015年11月25日(水)

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世界視点で見れば、起業の聖地はもはや“米シリコンバレー限定”とは言えないようだ。スマホの普及や世界中に拡散し始めた投資家が、グローバルな「起業文化」を生みつつある。

 「起業の聖地」と言えば、米西海岸のシリコンバレーを思い浮かべる人も多いのではないか。グーグル、フェイスブック、ツイッター、インスタグラムなど、日常的に利用するWebサービスやスマートフォン(スマホ)アプリの多くは米西海岸発だ。

 ところが最近、そんな常識が崩れつつある。

イランでもベンチャーブーム

 2015年5月、欧州では英ベンチャーキャピタル「アトミコ」が発表した報告書が話題を呼んだ。同社は、2003年以降に誕生した世界のベンチャー企業のうち、10億ドル(約1200億円)以上の評価額をつけた182社の“出身地域”を調査した。すると、その65%にあたる119社が、シリコンバレー以外の地域からの起業であることが分かった。「今では米シリコンバレーだけでなく、世界各地で起業文化が育ちつつある」というのが、同報告書の1つの結論である。

 確かに、欧州各都市でも今、シリコンバレーに負けず劣らずの起業ブームが起きている。

 例えば、北欧フィンランドのヘルシンキはスマホ向けゲーム開発の聖地としてすっかり有名になった。独ベルリンは、音楽や写真など、芸術系のサービスやアプリ開発会社が多く集積し、ルクセンブルクでは「フィンテック」といわれる金融と情報技術を融合したサービス開発が活発だ。英国でも、ロンドンだけでなく、最近ではオックスフォードで人工知能ベンチャーが盛り上がりを見せている。さらに中東地域にまで目を向ければ、イランなどでもベンチャーブームが起きつつある。

欧州各都市で起業家向けのイベントが開かれている。米国からの出展者も年々増加している

世界のシリコンバレー化、3つの理由

 このように、世界にシリコンバレー化の波が広がった背景には、3つの理由がある。

 1つは、スマートフォンとクラウドサービスの普及によって、サービス開発の参入障壁が著しく下がったことだ。スマートフォンの登場は、「アプリ」という新市場を誕生させた。クラウドの普及によって開発コストは下がり、数人の技術者だけでアプリを開発できるようになった。グーグルやアップルは、アプリを全世界に配信する環境を整えており、ソフト開発のために必ずしもシリコンバレーに拠点を置く必要はない。

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「シリコンバレーはもう古い?欧州に起業の新聖地」の著者

蛯谷敏

蛯谷敏(えびたに・さとし)

日経ビジネス記者

日経コミュニケーション編集を経て、2006年から日経ビジネス記者。2012年9月から2014年3月まで日経ビジネスDigital編集長。2014年4月よりロンドン支局長。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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