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おばあちゃんに中学校の親友の名前を聞くと

第1回:地方の資源である「高齢者」を生かすベンチャー

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2015年12月1日(火)

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 ここ数年、東京などの大都市から、あえて地方に進出するベンチャー企業が増えている。地方は高齢化や人口の流出など、喫緊の課題を数多く抱える。しかし別の見方をすれば、解決しなければならない課題が多いほど、潜んでいるチャンスが多いということでもある。今や地方はビジネスの最前線なのだ。地方で成功をおさめるベンチャーには共通点がある。それは、地方に眠る意外な資源を発掘し、利用していることだ。

 地方の資源と聞いて、何が思い浮かぶだろうか。地方の自然、地方の伝統工芸、地方の文化財……。今回紹介するIT(情報技術)ベンチャー「たからのやま」にとっての資源は、なんと「地方の高齢者」だ。

 地方の高齢者と聞けば、限界集落などの深刻な問題と結びつく。だが、ここでは別の意味を持つ。たからのやまは高齢者とITを組み合わせた事業で成功を収めた。彼らにとって、地方の高齢者は文字通り「宝の山」なのだ。

 奥田浩美氏が代表を務める同社は、2013年に創業した。徳島県美波町で、IT技術を使った事業創出支援や商品の共同開発などを手掛ける。

 高齢者がITを活用しようとする際、様々な障害がある。例えば、若者にとっては説明書なしで理解できるスマートフォンの操作でも、高齢者にはいくつものハードルが立ちはだかる。

美波町にある、たからのやま本社オフィス。ここで高齢者向けのIT講座が開かれる

 奥田氏は、地方の高齢者へのIT講座を通じて高齢者の特性を蓄積し、その情報をIT業界などへのコンサルティングに生かすビジネスを行っている。高齢化社会を迎えた現在、高齢者にも使いやすいIT機器が求められている。だが、IT機器を使用する際に高齢者がどこでつまずくのかは、高齢者本人たちでないと分からない。

 高齢者たちに実際に機器を使用してもらい、積み上げたデータが、システム開発者にとっては非常に価値のある情報なのだ。

 たからのやまの事業は地方の高齢者にとっても有益だ。IT機器を使いこなせるようになれば、田舎暮らしでもできることは大きく広がる。例えば、遠く離れた場所に住む孫とのテレビ電話が可能となる。

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