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褒める、叱るより部下のやる気を引き出す方法

第5回:部下のミスを悔しがる上司が、人を伸ばす

2016年7月8日(金)

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 中小企業を中心に300社以上の社長の経営相談に乗り、9000人以上の社員を育てている、経営コンサルタントの東川広伸氏。対話を通じて部下を育てる際、社長や上司が褒めることには賛成するものの、通常その逆と思いがちな叱ることには反対する。それ以外の効果的な方法があるという。5回目は、社長や上司が部下に取るべき意外な接し方を解説する(前回の記事はこちらをご覧ください。

 社長や上司が部下と目標や仕事の進捗などについて話し合い、部下の成長を促す成長対話(詳しくは連載第3回をご覧ください)。その際に部下のやる気を引き出すためには、社長や上司の感情の表し方に注意が要ります。

 最近、「部下は褒めて育てろ」とよく言われます。これ自体は私も正しいと思います。しかし、実はどの点を褒めるかが重要です。社長や上司の皆さんはどのようなときに部下を褒めていますか。

 目標を達成するなど、仕事が成功したときは当たり前。では、新しいことに挑戦したにもかかわらず、うまくできなかった場合はどうしているでしょう。無意識のうちに叱っていることが多いのではないでしょうか。

我慢できずに叱ると部下は自信を失う

 経験が豊富な上司にはできて当然のことでも、部下にとっては初めてのことで、できない仕事があります。そうしたとき、辛抱せずに「どうしてこんなことができないんだ」と叱ると、部下はやる気や自信を失い、言われた仕事しかしない指示待ち社員になる恐れがあります。

「同じ失敗を繰り返したのではなく、挑戦して失敗したなら、その勇気や意欲は褒めるべき」と語る東川氏(写真:栗原克己、以下同)
 

 新しいことに取り組んだ勇気や意欲は褒め、その上で失敗した原因を一緒に考えて行動改善を促すことが大切です。

 

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「褒める、叱るより部下のやる気を引き出す方法」の著者

東川 広伸

東川 広伸(ひがしかわ・ひろのぶ)

自創経営センター所長

1969年大阪府生まれ。大阪産業大学を中退し、電気設備工事会社に勤務した後、リクルートの代理店に入社。その後、化粧品会社やインテリア商社勤務を経て、2004年に自創経営センターを設立、所長に就任

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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