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慰安婦描いた韓国映画が大ヒット

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2016年4月1日(金)

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慰安婦を描いた映画が韓国で2月に公開され、ヒットしている。物議を醸すテーマであるため、大手の映画会社や配給会社は取り扱いを拒否してきた作品だ。“優しい日本人”も描くなど従来と異なる表現が見られる。

 「私たちは皆、靴工場に行くと聞いたわ」。映画の中で、十代の少女の1人が怯えつつ、期待を込めて言う。

 1943年、少女たちは中国東北部に向かう列車の中で、身を寄せ合って床にうずくまっている。パステル色の亜麻の服を着た少女たちは、日本兵によって自宅から連れ去られたばかりだった。

 ほどなくして彼女たちは、第2次大戦中に日本が占領した地域の兵士たちの需要に応えるために作られた売春宿、いわゆる「慰安所」で繰り返し殴られ、レイプされることになる。

日本兵も被害者として描く

 当時、最大20万人の女性が拘束された。ほとんどが韓国人と中国人だが、多くの東南アジア人や少数のオランダ人、オーストラリア人も含まれていた。この問題は長年、日本とのこじれた関係の中心をなしてきたし、今も韓国にとって深い恨みの源となっている。

 一方、女性たちが強制されたことに異議を唱える歴史修正主義者の激しい主張が近年大きくなっている。結局のところ、日本その他の地域から志願した女性もいたというのだ。さらに、慰安婦の多くが韓国の地域指導者や悪徳業者によって募集されたことを、すべての韓国人が認めているわけではない。

 この映画「Spirits' Homecoming」(鬼郷)は、こうした少女たちの悲劇的で、時に短く終わった人生を描いた心打つ作品だ。物語は、生存者の証言に基づいている(現在44人の韓国人「慰安婦」が存命だ)。

 舞台は韓国の美しい田舎。音楽には、韓国で非常に人気のある民謡が使われている。

 確かに日本兵のほとんどは、日本による植民地支配を描いた他のすべての韓国映画とほぼ同様に残忍な者として描かれている。だが、一部の日本兵は被害者としても扱われている。優しいタナカは慰安所にやってきたが、この映画の主人公、ジャン・ミンに触れようとしない。彼女は虐待された14歳の少女だ。それどころか彼は親切な言葉を彼女にかけ、最後には彼女の逃亡を助けるために地図をわたす。

 韓国のヒット映画では一般的に、日本人の悪役を不快なほどひどい発音の韓国人俳優が演じる。しかし、この映画では日本語のネイティブスピーカーを配役している。中には在日韓国人の俳優もいる。日本の右翼団体は、こうした俳優たちをネット上で中傷している。

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