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急速普及する顔認証技術、トップは中国メグビー

中国のスタートアップ企業が、実用化で世界をリード

  • The Economist

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2017年9月13日(水)

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中国のアリババは9月1日KFC系列の飲食店KPROで、初めて画面を見るだけで注文内容の支払い決済をできるシステムを導入した(写真:VCG/Getty Images)

 中国の新興企業メグビー(曠視科技)の北京の本社を訪れると、まるで「ビッグ・ブラザー(ジョージ・オーウェルの小説『1984年』に登場する、厳しく国民を監視する独裁者)」になったような──つまり監視社会の制御室をのぞいているような気分になる。まずロビーに足を踏み入れると、そこに設置されたビデオカメラが訪問者の顔を瞬時に認識する。こうした機器が、オフィスのあちらこちらに配備されており、撮影された映像の一部は「スカイネット」と呼ばれる壁一面の画面に映し出される。米SF映画「ターミネーター」シリーズに登場する人工知能(AI)システムにちなんだ名前だ。

 ある映像にはエレベーターを待つ社員たちが映し出されている。どの顔も白い枠で囲まれ、その脇に本人たちの名前が表示されている。「まるでジョージ・オーウェルの小説のようではないか」と問いかけると、同社の最高経営責任者(CEO)の印奇氏は、「(オーウェルの件には触れず)悪者を捕まえるのに役立つシステムだ」とだけ言った。

中国メグビーは顔認証では世界大手で時価総額は20億ドルを突破

 印氏にはこの技術がどんな事態をもたらし得るか、じっくりと考える余裕はない。メグビーは今、ビジュアル・コンピューティングのいわば「脳」となる部分の開発に力を入れているからだ。同社は2011年の創業以来、大きく成長してきた(社名は「メガビジョン」を省略したものだ)。「Face++」と呼ばれる同社の顔認証技術は、利用する世界の企業や個人の数が現在30万を超え、今や世界最大規模の顔認証サービスの一つとされる。

 昨年12月には1億ドル(約108億円)の資金調達を実現した。このことは同社の時価総額がほぼ20億ドル(約2100億円)に達したことを意味し、顔認証の分野で時価総額が10億ドルを越える世界初の新興企業となった。

コメント1件コメント/レビュー

共産党の一存で監視できる社会だからこそできることであろう。
欧米や日本ではプライバシー保護の点から難しい。残念ながら顔認証の汎用化では中国に間違いなく遅れをとる。(2017/09/14 16:34)

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共産党の一存で監視できる社会だからこそできることであろう。
欧米や日本ではプライバシー保護の点から難しい。残念ながら顔認証の汎用化では中国に間違いなく遅れをとる。(2017/09/14 16:34)

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後藤 忠治 セントラルスポーツ会長