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レーザープロジェクターで全ての壁を「画面」に

物流拠点、作業現場、家庭の壁…画面は無限に広がる

  • 松浦 龍夫

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2018年2月7日(水)

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 ランプ式より寿命が長く、色がきれいな「レーザープロジェクター」が相次いで登場した。メンテナンスの手間を省け、設置場所を問わないためメーカー各社が競って開発している。物流拠点から工場の作業現場、家庭の壁まで投映できる「画面」は無限に広がる。

(日経ビジネス2017年11月27日号より転載)

長寿命で向きも問わない レーザープロジェクター
●吹田スタジアムの名物となったプロジェクションマッピング

 2017年7月29日、大阪府の市立吹田サッカースタジアム。Jリーグのガンバ大阪対セレッソ大阪戦を観戦していた3万人超のサポーターは度肝を抜かれた。試合終了後、いきなりスタジアムが真っ暗になったからだ。次の瞬間、観客席は大歓声で包まれた。グラウンドをディスプレーにした「プロジェクションマッピング」の始まりだ。

 次々に変わる鮮やかな映像と音に、チアリーダーによるパフォーマンスが加わる。盛り上がるスタジアム。リオデジャネイロ五輪の開会式でも有名となったこの演出を実現したのは、パナソニックの「レーザープロジェクター」だった。2017年3月にも同様のイベントを実施しており、吹田スタジアムの新たな“名物”になりつつある。

 オフィスの会議室などで一般的に使われているプロジェクターは、光源に水銀ランプなどを使うため「ランプ式」と呼ばれる。吹田スタジアムで使われたのは、光源に青色レーザーを用いた新型のプロジェクターだ。

 パナソニックだけではない。ソニーやキヤノン、セイコーエプソン、リコーといった国内勢が2017年に入り、相次いでレーザープロジェクターの新製品を投入。ランプ式の旧製品を置き換え始めている。

青色レーザーで「三原色」作る

 プロジェクターで様々な色の映像を映し出すには、青・赤・緑の「光の三原色」が必要になる。厳密なプロセスは製品ごとに異なるが、多くのメーカーで共通するのは青色レーザーが発する光を分解し、三原色を作り出す点だ。

青色レーザーから光の三原色を作りだしている
●レーザープロジェクターの基本的な仕組み

 上の図で示したのは、セイコーエプソン製のレーザープロジェクターの原理だ。まずは青色レーザーを「蛍光体」と呼ばれる物質に当てて、赤と緑の光の成分が混じった「黄色」の光に変換する。この黄色い光を、特定の波長の光は反射し、その他の波長の光を透過させる「ダイクロイックミラー」という特殊な鏡に当てて赤色と緑色に分解する。ここに、もともとの青色を追加。3色それぞれで作った映像を重ね合わせて、レンズを通じてディスプレーに投射するという流れだ。

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