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太陽光パネルをロボットで清掃、砂漠地帯を救う

香川発の大学ベンチャー・未来機械、中東に商機

2017年3月24日(金)

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中東の砂漠地帯。砂で汚れた太陽光パネルの上を、自動清掃ロボットが素早く動いている。開発したのは香川発の大学ベンチャー。砂塵による発電効率低下に悩む中東の救世主に。

水を使わず自動清掃
内蔵するブラシが砂の汚れを掃き出すため、水を使わず清掃が可能に。重さは28kg、一人で持ち運ぶことができる
中東ではメガソーラーの建設計画が相次ぐ。砂漠地域での太陽光パネルの清掃は発電効率の改善に直結する

 高松市の中心部から車で約25分。香川大学発のベンチャー向けに用意されたオフィス棟に入居する未来機械という会社に、ひっきりなしに英語の問い合わせメールが届いている。

 「最近は毎月のように中東に出張です」。同社の三宅徹社長は忙しそうに話す。主要顧客は日本にはいない。砂ぼこりが吹き荒れる地域が商売相手だ。

 未来機械が手がける自動清掃ロボットは、まるで家庭用ロボット掃除機のように太陽光パネルの上を動き回り、汚れた表面を奇麗に掃除している。

 主な取引先は中東地域の電力公社など。広大な砂漠を利用した大規模太陽光発電所(メガソーラー)の建設が相次いで計画されている。しかし、雨が降らず、砂ぼこりがパネルに積もる砂漠地域では、1カ月間でも放置すれば発電効率が10~15%も低下する。それを避けるためには、約1週間ごとに手作業での掃除が必要とされている。

 人手による砂漠でのパネル掃除は困難を極める。清掃員が水で塗らしたモップで表面を拭こうにも、広いもので東京ドーム10個分にも及ぶメガソーラーの清掃には多大な人件費がかかる。気温が40度を超すこともあり、熱中症などの問題もあった。

中東・アフリカで市場が急拡大
●同地域でのソーラーパネル設置規模
出所:IHSマークイット

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「太陽光パネルをロボットで清掃、砂漠地帯を救う」の著者

武田 健太郎

武田 健太郎(たけだ・けんたろう)

日経ビジネス記者

2008年東京大学教育学部卒業、日本経済新聞社に入社。「NIKKEIプラス1」を担当後、証券部で金融マーケットや企業財務を取材。CFA協会認定証券アナリスト、AFP(日本FP協会認定)。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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