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女性経営者って気にしたことがない

「真野鶴」五代目蔵元×「ロイヤルブルーティー」創業者対談その3

2016年5月12日(木)

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 尾畑留美子・尾畑酒造専務と吉本桂子・ロイヤルブルーティージャパン社長は、女性経営者という共通項がある一方で、老舗の跡継ぎと起業家という対照的な面もある。そんな2人だけに、お互いの価値観や考え方について話が盛り上がった。

(司会は、日経BP社 食ビジネスシニアリサーチャー 戸田 顕司)

吉本桂子・ロイヤルブルーティージャパン社長(左)と尾畑留美子・尾畑酒造専務(右)。手前の製品は、左からロイヤルブルーティージャパンの日本茶「King of Green RIICHI premium」「京都宇治碾茶 The Uji」「King of Green MASA super premium」「The Japanese Green Tea IRIKA 炒香」「香焙」、尾畑酒造の日本酒「大吟醸 真野鶴・万穂」「真野鶴・純米吟醸 朱鷺と暮らす」「『学校蔵』2015仕込み2号(火入れ)」(写真=花井智子、以下同)

尾畑さんは廃校を酒造りや交流ができる「学校蔵」として再生させました。一方、吉本さんは工場の移転で商品を購入したり有料で試飲したりできるブティックを併設します。新しい場ができることで、何が変わるのでしょうか?

尾畑:もともと業界を越えたネットワークを大事にしてきましたが、「学校蔵」を造ったことで、さらに新しい人のつながりが広がっています。思いを形にしたことによって、目指しているものが見えやすくなったのだと思います。本気度も伝わった。「学校蔵」のことを知って尾畑酒造に入社した首都圏出身のスタッフも現れました。

吉本:当社も工場移転のタイミングでだいぶスタッフが刷新、増員されました。2006年の創業当時は2人で、「ロイヤルブルーティー」発売時は5人、今は倍以上になりました。みんな当社の企業理念を理解してくれています。以前から「起業家精神があってロイヤルブルーティージャパンのミッションの分身となって動いてくれる人材が得られるか否かが成功への鍵」と諸先輩の方々からご指導いただいていたので、採用もその点を基準にしています。誰でもベストなパフォーマンスができるし、もし誰かが“卒業”する事態が起きたとしてもカバーできる体制ができつつあります。

尾畑:うちの蔵は個性がまったく異なる人たちが集まっていて、それが面白いです。私にはない良さをそれぞれが持っているので、刺激にもなります。最近は彼らがやりたいことも実現できる場にしたいと思うようになりました。

 ところで、吉本さんがお茶ビジネスを始めたいと思ったきっかけは何だったんですか?

尾畑留美子(おばた・るみこ)
尾畑酒造専務、五代目蔵元。佐渡島の真野町(現・佐渡市)で生まれる。慶應義塾大学法学部卒業後、日本ヘラルド映画に入社。1995年、酒蔵を継ぐために、佐渡島に戻る。米・水・人そして佐渡の4つの宝の和をもって醸す「四宝和醸」が酒造りのモットー。日本酒「真野鶴」は、「全国新酒鑑評会」金賞、「インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)」のSAKE部門ゴールドメダルをはじめ、数々の入賞を果たしている。日本酒造組合中央会需要開発委員のほか、農林水産省や総務省をはじめとする官庁関連での委員経験も多い。

吉本:お酒が飲めない私を友達がお茶のサロンに誘ってくれたことでした。連れて行ってくれたのが、神奈川県藤沢市にあった「茶聞香(ちゃもんこう)」です。現在は(ロイヤルブルーティージャパン)会長の佐藤節男が主宰していました。そこで味わったコース料理と食前・食中・食後のお茶という組み合わせに感動したんです。料理とドリンクの「マリアージュ」の楽しさが理解できた気がしました。

 それからですね。佐藤と一緒に映画館やカルチャーセンターなどでお茶のサービスをしたり、お茶教室を開いたり。そんななか、当時の湘南産業振興財団で起業家を支援していたインキュベーションマネジャーから「あなたがたの取り組みは事業になります。起業してみませんか」とアドバイスを受けたのが始まりです。

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「女性経営者って気にしたことがない」の著者

戸田 顕司

戸田 顕司(とだ・けんじ)

食ビジネス シニアリサーチャー

「日経パソコン」「日経ビジネス」の記者、「日経ビジネス」兼「日経ビジネスオンライン」「日経トップリーダー」の副編集長、「日経レストラン」編集長などを務め、2016年3月より現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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中村 克己 元ルノー副社長、前カルソニックカンセイ会長