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北朝鮮、日本海に向け弾道弾4発発射

米国は先制攻撃に出るのか

2017年3月6日(月)

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3月6日朝、北朝鮮が弾道ミサイル4発を発射。韓国でも速報された(写真:AP/アフロ)

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 3月6日朝、北朝鮮が弾道ミサイル4発を発射した。トランプ(Donald Trump)新政権は北朝鮮の核武装阻止に向け、実力行使も辞さない構えだ。緊張が一気に高まった。

日本のEEZ内に3発

 韓国合同参謀本部によると、北朝鮮は6日午前7時36分頃(日本時間)、北西部の平安北道・東倉里(トンチャンリ)付近から日本海に向け弾道ミサイルを4発、発射した。

 安倍晋三首相は同日朝の参院予算委員会で「(1発は)日本のEEZ(排他的経済水域)付近、明確に3発がEEZ内に着弾した」と説明した。

 聯合ニュースは「北朝鮮が東倉里からミサイル ICBMの可能性」(3月6日、日本語版)で「発射場所から大陸間弾道ミサイル(ICBM)の「KN08」や「KN14」との見方も出ている」と報じた。ただ、合同参謀本部は「ICBMの可能性は低い」と発表した。

 3月3日に労働新聞は「(2月13日に発射した)北極星2型だけでなく、さらに新型の戦略兵器が青空に勢いよく飛ぶだろう」と宣言、米国を射程に入れたICBMの試射を示唆していた。

飛び回る米国防・国務長官

 トランプ大統領は1月20日に就任すると、直ちに北朝鮮の核・ミサイル開発阻止に動いた(「最近の北朝鮮の核・ミサイルを巡る動き」参照)。

最近の北朝鮮の核・ミサイルを巡る動き(2017年)
1月
20日 日米韓合同のミサイル探知・追跡訓練開始(1月22日まで)
27日 38ノース「北朝鮮が寧辺で核兵器の原料抽出再開の可能性」と発表
29日 トランプ大統領、黄教安大統領代行と電話し「引き続き核の傘を提供」と約束
31日 マティス国防長官、韓民求国防長官と電話し、THAAD配備を確認
2月
2日 マティス国防長官、韓国訪問(3日まで)、「北朝鮮の核の脅威が最優先課題」と表明。THAAD配備も確認
3日 マティス国防長官、日本訪問(4日まで)、「日米安保、尖閣に適用」と表明
9日 電話による米中首脳会談、「1つの中国」政策の維持で合意、相互を招待
10日 ワシントンで日米首脳会談
13日 北朝鮮が弾道弾「北極星2号」を発射。パービーチに滞在中(現地時間12日)の安倍首相「断じて容認せず」。トランプ大統領は「100%日本と共にある」
13日 国連安保理、北朝鮮非難の共同声明
13日 金正男氏、クアラルンプールの空港で暗殺
17日 ティラーソン国務長官、王毅外相に「あらゆる手段で北朝鮮の核・ミサイル挑発の抑制を」
17日 日米韓外相、北朝鮮の弾道ミサイルに関し「最も強い表現で非難」との共同声明
18日 中国、北朝鮮産石炭の年内の輸入を中断と発表
23日 トランプ大統領、核戦力増強を表明。金正恩委員長との対話は「遅すぎるかもしれない」
24日 38ノース、「北朝鮮・豊渓里で核実験に向けた小規模な動きがある」
27日 日米韓の6カ国協議代表、金正男暗殺事件を協議
27日 楊潔篪・国務委員が訪米しトランプ大統領と会談
27日 韓国ロッテ・グループ、米軍THAAD配備用地を国防部に提供すると正式決定(契約は翌28日)
28日 谷内正太郎国家安全保障局長、マクスター大統領補佐官とホワイトハウスで初会談
3月
1日 黄教安大統領代行、三一節記念式典で「北朝鮮の核・ミサイルへの対処で日本と協力強化」
1日 米韓両軍、定例の合同軍事演習を開始(4月下旬まで)
1日 マクスター安全保障補佐官と金寛鎮国家安保室長、電話会談し「THAAD配備を再確認」
1日 マティス、韓民求の米韓両国防長官、電話で会談しTHAAD配備を再確認
1日 王毅外相、北朝鮮の李吉聖外務次官と会談
2日 聯合「中国当局が韓国行き旅行商品の扱いを中断するよう旅行会社に指示」
3日 労働新聞「北極星2型だけでなくさらに新型の戦略兵器が青空に勢いよく飛ぶだろう」
3日 中国、政治協商会議を開幕(13日まで)
4日 日経、「習近平主席、4月にも訪米しトランプ大統領と会談」と報道
5日 中国、全国人民代表大会を開幕(13日まで)
6日 北朝鮮、弾道弾を4発試射。うち3発は日本のEEZ内に落下
<予定>
3月15日
ティラーソン国務長官、訪日して北朝鮮問題を緊急協議。17日に韓国、18日に中国を訪問

 北朝鮮の核兵器の実戦配備が近いと見られるうえ、米国を狙うICBMも間近と予想されるからだ(「米国が先制攻撃する日、韓国と日本は?」)。

 大統領自身が日本の首相や韓国の大統領代行に直接「核の傘」の提供を保証。そのうえ、マティス(James Mattis)国防長官を日韓に派遣、北朝鮮の核武装を共に阻止する覚悟を確認した(「『北の核』潰しの決意を日韓に質したマティス」参照)。

 米国が北朝鮮の核・ミサイル施設を先制攻撃した場合、北朝鮮が日韓に反撃する可能性が高い(「『第2次朝鮮戦争』から目をそらす韓国人」参照)。

 一方で、ティラーソン(Rex Tillerson)国務長官は中国に対北経済制裁を強化するよう要請。中国は直ちに応じた(「弾道弾と暗殺で一気に進む『北爆時計』の針」参照)。

 ティラーソン国務長官は3月17日に日本を訪問する。その後、中国と韓国も回る。もちろん「北の核」を議論するのが最大の目的だ。

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「北朝鮮、日本海に向け弾道弾4発発射」の著者

鈴置 高史

鈴置 高史(すずおき・たかぶみ)

日本経済新聞社編集委員

1977年、日本経済新聞社に入社。ソウル特派員(87~92年)、香港特派員(99~2003年と06~08年)などを経て、04年から05年まで経済解説部長。02年度ボーン・上田記念国際記者賞を受賞。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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