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トランプとオバマの間で惑う朴槿恵

「韓国切り捨て」も困る、「米朝接近」も困る

2016年4月7日(木)

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「サイレントマジョリティーはトランプを支持!」と書かれたプラカードに囲まれるトランプ氏。「切り捨て論」の連呼に、韓国は危機感を募らせる(写真=AP/アフロ)

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 朴槿恵(パク・クンヘ)外交が惑う。米国で「韓国切り捨て論」と「北朝鮮への接近構想」が同時に語られ始めたからだ。

日韓には核武装させよ

米大統領の予備選でトランプ(Donald Trump)候補が、日本と韓国には核武装させろ、と言い出しました。

鈴置:共和党候補の中で支持率トップを走っている人ですから、この発言は日本でも大いに注目を集めました。トランプ氏がニューヨークタイムズ(NYT)のインタビューに答え、語ったものです。

 記事は「In Donald Trump's Worldview, America Comes First, and Everybody Else Pays」(3月26日)で、日韓に関する部分は3段落目から。要旨は以下です。

  • トランプ氏は、日本と韓国には米国の核の傘に頼らせるよりも、自前で核武装させた方がいい、と述べた。彼は、日韓が駐留経費をちゃんと支払わないのなら米軍を撤収すべきだ、と語った。

 日本の多くのメディアはこの発言を報じる際に「核武装」を見出しにとりました。が、トランプ氏の主張の本質は「日韓との同盟破棄論」です。

 駐留米軍のコストをすべて払え。それが嫌なら同盟を破棄する。同盟を失ったらやっていけないというのなら、日韓は勝手に核でも持てばいいだろう、という理屈です。

韓国はただ乗りだ

 トランプ氏は予備選出馬当初から、韓国に関し「安保ただ乗り」と言い募ってきました。NYTに語る5日前、ワシントンポスト(WSP)のインタビューを受けた時にも、韓国を名指しして「ただ乗り」批判をしています。「核武装」には言及しませんでしたが。

 記事は「A whirlwind day in D.C. showcases Trump's unorthodox views and shifting tone」(3月21日)で、韓国に関する部分は下から3番目の段落からです。

  • トランプ氏は「韓国は豊かで大変な工業国家だ。だが、我々はしていることへの正当な対価を(韓国から)受け取っていない」「我々はいつも船や飛行機を送って戦争ゲームを行う。というのに、かかった経費のほんの一部だけ支払ってもらっているのだ」と語った。
  • アジアに関与することで米国は利益を得ていないか、との質問にトランプ氏は「個人的にはそうは思わない」と答えた。

コメント14件コメント/レビュー

日本が民主党政権時にバランス外交と言って、中国に傾斜した挙句、尖閣問題や辺野古問題でグダグダになり、外交が壊滅状態になった時の事を思い出して、思わず笑ってしまいました。
正直、今の韓国を見ていると、当時の民主党政権を半ば諦めの境地で見ていた時に感じた気分と非常に似通っているような気がします。
軍事大国を口八丁でコントロール出来ると妄信した挙句、大国間の捨て駒に成り下がった韓国という国は、見世物としては面白いかもしれません。
もっとも、日本も舵取りを間違えたら同じ結果になるので、笑っても居られません。
せいぜい他山の石として参考にさせてもらうとしましょう。(2016/04/07 20:52)

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「トランプとオバマの間で惑う朴槿恵」の著者

鈴置 高史

鈴置 高史(すずおき・たかぶみ)

日本経済新聞社編集委員

1977年、日本経済新聞社に入社。ソウル特派員(87~92年)、香港特派員(99~2003年と06~08年)などを経て、04年から05年まで経済解説部長。02年度ボーン・上田記念国際記者賞を受賞。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

日本が民主党政権時にバランス外交と言って、中国に傾斜した挙句、尖閣問題や辺野古問題でグダグダになり、外交が壊滅状態になった時の事を思い出して、思わず笑ってしまいました。
正直、今の韓国を見ていると、当時の民主党政権を半ば諦めの境地で見ていた時に感じた気分と非常に似通っているような気がします。
軍事大国を口八丁でコントロール出来ると妄信した挙句、大国間の捨て駒に成り下がった韓国という国は、見世物としては面白いかもしれません。
もっとも、日本も舵取りを間違えたら同じ結果になるので、笑っても居られません。
せいぜい他山の石として参考にさせてもらうとしましょう。(2016/04/07 20:52)

韓国が核武装するかもという話は現実的ではない。核不拡散条約違反であり、経済制裁の対象になります。盗んでこない限りはそもそも北朝鮮と同じで自分で作れないはず。北朝鮮のような飢餓の国にでもなるきなら不可能ではないかもしれないというレベルでしょう。しかし、北朝鮮は同盟国中国にとってやっかい国であり、韓国は同盟国米国にとってやっかいな国でしょうね。結論から言って、朝鮮半島にかかわるとこうなるということ。(2016/04/07 18:57)

少々古い記事ですが、米軍駐留経費負担額に関して、共産党の笠井議員の国会質疑(06年2月20日)を、翌日付のしんぶん赤旗は「世界一の気前よさ米軍駐留経費負担他の米同盟国26カ国分より多い」と報じている。

しんぶん赤旗の記事によれば、同盟国側が負担している額(02年分)は、日本がダントツで、44億1134万ドル。米兵1人あたりで独・韓国の5倍、米軍駐留経費に占める負担額の割合も、日本が74.5%とダントツ。米軍が日本に駐留するのに必要な経費の約4分の3を日本が負担している。

最近の日韓の対米姿勢は、日本は安全保障関連法を施行、日米安全保障条約の片務性の解消に努めたが、韓国は米国には後ろ足で砂をかけ、中国側にすり寄った。これは「ただ乗り」どころか「裏切り」。

個人的には、トランプ氏の指摘は政策課題として引き継がれ、駐留米軍は「取捨選択」により、更なる効率運用が求められると見る。

以上から、朝鮮半島は、米中主導で「平和協定」が締結、「非核化・中立化」が実現。韓国の「核装備」は実現せず、在韓米軍は撤退する。そして、米国のアジア戦略は日米同盟を軸に、豪州、台湾、フィリピン、ベトナム、インド等の連携が強化されると予想する。
(2016/04/07 18:20)

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