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ドン・キホーテは『進撃の巨人』の夢を見るか

「オバマは韓国人慰霊碑を無視した」(3)

2016年6月16日(木)

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 韓国人は不都合な真実に目をつむる。日本叩きはそのためにも必要だ。

風車に突撃する韓国人

オバマ(Barack Obama)大統領の広島訪問に大騒ぎした韓国。風車を巨人と思い込んで突進した「ドン・キホーテ」を思い出しました。

鈴置:もっともです。日本を悪い巨人と思い込み――「日本は戦犯国家のくせに免罪符を得ようと、オバマを広島に呼んだ」と妄想し、国を挙げて難詰したのですから。

 米国に対しても「オバマは広島に行くな」「行っても日本に謝るな」「もし、謝るなら韓国にも触れろ」と韓国紙は騒ぎ立てました。

 表で動きにくい政府の意も体し、メディアが「巨人を倒せ!」と呼び掛けた。常識人――サンチョ・パンサが「あれは風車ですよ」といくら言っても聞く耳を持たず、国を挙げて「巨人」に突撃……。

数少ないサンチョ・パンサ

サンチョ・パンサとは、前回登場した朝鮮日報の鮮于鉦(ソヌ・ジョン)論説委員のことですね。

鈴置:彼だけではありません。数は少ないのですが、まだいます。元外交官の趙世暎(チョ・セヨン)東西大学特任教授も「オバマ大統領の広島訪問を『勝った、負けた』の次元で見るな」と韓国人を諭しました。

 5月26日、左派系のキョンヒャン新聞に「『核兵器のない世界』 オバマ広島訪問と韓国の選択」(韓国語)を寄稿しました。

 5月27日の広島訪問の翌日、この寄稿はハフィントンポスト日本語版に「オバマ大統領の広島訪問は日本への免罪符となるのか」の見出しで翻訳・転載されました。後者を引用します。見出しで提示した疑問に対し、趙世暎特任教授は簡単に答えます。以下です。

  • オバマ大統領の広島訪問は、果たして日本に免罪符を与えるだろうか? 私はそうは思わない。アメリカの大統領が広島を訪問して犠牲者を称える「道徳的優位」は、日本の戦争責任を上書きするどころか、日本に大きな負担となるだろう。

トランプに反応「核武装を」

 そして話題を転じ、次のような主張で結びました。

  • 問題は韓国だ。私たちは、果たして核兵器のない世界という目標を深く切実に考えているだろうか。核兵器の非人道性という、より根源的な問題意識とは遠い。そのため、トランプ氏が在韓アメリカ軍撤収を言い出すと、すぐに核武装を、といった話があまりに簡単に登場するのだ。
  • 韓国社会にも核武装論への批判がないわけではないが、北朝鮮に非核化を要求する大義名分がなくなり、米韓同盟に支障をきたし、原子力発電をはじめとする実利的な面で損害が大きいという現実的な主張がほとんどだ。
  • オバマ氏の広島訪問を加害と被害という面でばかり見てはならず、戦争や平和、そして核兵器と人道主義というレベルで深く考察する機会となることを願う。

コメント21件コメント/レビュー

韓国のみならず中国も現代のドン・キホーテであると思われます。韓国は単にうざい存在ですが、中国は腕力があるのでやっかいですが。(2016/06/22 09:22)

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「ドン・キホーテは『進撃の巨人』の夢を見るか」の著者

鈴置 高史

鈴置 高史(すずおき・たかぶみ)

日本経済新聞社編集委員

1977年、日本経済新聞社に入社。ソウル特派員(87~92年)、香港特派員(99~2003年と06~08年)などを経て、04年から05年まで経済解説部長。02年度ボーン・上田記念国際記者賞を受賞。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

韓国のみならず中国も現代のドン・キホーテであると思われます。韓国は単にうざい存在ですが、中国は腕力があるのでやっかいですが。(2016/06/22 09:22)

ようやく、自らを取り巻く危険に気づき始めた韓国人なんですが
記事でも書かれて居る様に、反日卑日に血眼になり
ひたすら現実から目を背け続けています
でも、それだけでは無いんですね
韓国人全てに言える事ですが、彼らの思想の根底には
格下の日本は、格上の韓国を助けなければならないと言う確固たる信念があるんですね
だから、どんなに日本を貶めても、どんなに危機的状況がになっても
弟たる日本は必ず自分を助ける、いや、助けるべきで有り
また、韓国人は、最悪の場合、日本へ避難が可能だと言う安心がある故
反日、卑日に励む事が出来ると言う部分もあるわけです
現実問題に真剣になっている様で、真剣になって居ないのが韓国人なんです(2016/06/22 03:26)

ちなみに中国では「進撃の巨人」は禁書になっているそうです。

次の大統領がクリントンであると仮定して、オバマの世界戦略を当然継承するだろう。
それは従来の「七つの海の支配」ではなく、アメリカにとって重要な海洋域支配への特化、だと考えている。
たとえばシェール革命で中東への関心はほぼ失った。アフリカはもともと放置地域である。
アメリカにとって死活的重要地域はやはり、南北アメリカ大陸と太平洋、大西洋。
太平洋では「防波堤」たる日本と、一部東南アジア、オセアニアだろう。
そして、広大なユーラシア大陸全体を一つの勢力には決して支配させない。西欧とロシアの対立、そしてロシアと中国の潜在的対立を巧みに利用していくだろう。

その中で、再三ここで主長していることだが、「半島」は大陸勢力へ返還されつつある。
そのほうが日本はともかく、アメリカにとっては都合がいいはずだ。また不安定な半島と言うお荷物を、中国に押し付けるつもりであるかも知れない。

アメリカは決して「世界平和」の為になど行動しない。あくまでも自国利益の最大化を求める。
それが国家と言うものだろう。(2016/06/21 18:46)

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