• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

朴槿恵大統領はなぜ、日本に反撃しないのか

「安倍談話は韓国を陥れる嵌め手だ」

2015年8月21日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

前回から読む)

 「安倍談話」は韓国を完全に無視した。ではなぜ、朴槿恵(パク・クンヘ)大統領は怒らなかったのか。

韓国の要求をうっちゃる

安倍談話は、韓国を徹底的に無視したものだった、という話で前回の「『韓国外し』に乗り出した安倍政権」は終わりました。

鈴置:韓国は日本に対し、3つのキーワードを提示して「これらを必ず談話に入れて謝れ」と要求しました。しかし日本は、それらを全部盛り込みながらも、事実上、韓国を謝罪の対象から外したのです。

 ただ、韓国以外の国に関しては過去を率直に語り、反省すべきところは反省し、謝罪すべきことは謝罪しました。

 安倍政権はこの談話を、世界の国々と手を携えて生きていく決意を改めて表明する機会に使いました。西欧に対しては「植民地経営の先輩!」とチクリとやっていますが。

夕刊紙なら「ガン無視」

韓国紙は「無視」をどう書いたのですか?

鈴置:興味深いことに、初めはあまり気に留めなかったようです。談話の翌日の8月15日付朝刊で、韓国各紙は一斉に「謝罪には心がこもっていなかった」式の批判を繰り広げました。

 「韓国への謝罪にはさほど重きをおいていない」と書いた新聞もありましたが、批判としては二の次でした。

 一方、同日付の日本の新聞のいくつかは「無視」とまで露骨には書かなかったものの「韓国は軽視」といったトーンで書いた。例えば日経の解説記事の1本の見出しは「中国へ配慮 韓国には冷淡」です。

 日経は上品な新聞なので(笑い)「冷淡」程度で留めました。夕刊紙なら「安倍、朴クネをガン無視」といった見出しをつけたところでしょう。

 こうした日本での報道を見たこともあったのでしょう、韓国メディアは微妙に軌道修正しました。朝鮮日報の社説(韓国語版)では、談話への評価は以下のように変わりました。

待望のシリーズ第6弾! 早くも増刷決定
Amazon【朝鮮半島のエリアスタディ】ベストセラー1位獲得!
honto【外国の社会・文化】部門ベストセラー1位獲得!
「独り相撲」で転げ落ちた韓国

安倍首相の米議会演説阻止、日本の世界遺産登録は挙国反対……韓国の執拗な「終わりなき反日」が続く。これまで無関心だった日本人もさすがに首をひねる異様ぶりが際立つ。
事あるごとに日本叩きの共闘を迫られる米国も、もはや「韓国疲れ」。「対中包囲網」切り崩しを狙う中国も、日本の懐柔に動き、韓国は後回し。国内外で「独り相撲」を繰り広げ、韓国は土俵を転げ落ちた。
「二股外交」破綻の先の「中立化」そして「核武装」を見据える韓国が招く北東アジアの流動化。新たな勢力図と日本の取るべき進路を、見通す。

中国に立ち向かう日本、つき従う韓国』『中国という蟻地獄に落ちた韓国』『「踏み絵」迫る米国 「逆切れ」する韓国』『日本と韓国は「米中代理戦争」を闘う』 『「三面楚歌」にようやく気づいた韓国』に続く待望のシリーズ第6弾。8月17日発行。

コメント43

「早読み 深読み 朝鮮半島」のバックナンバー

一覧

「朴槿恵大統領はなぜ、日本に反撃しないのか」の著者

鈴置 高史

鈴置 高史(すずおき・たかぶみ)

日本経済新聞社編集委員

1977年、日本経済新聞社に入社。ソウル特派員(87~92年)、香港特派員(99~2003年と06~08年)などを経て、04年から05年まで経済解説部長。02年度ボーン・上田記念国際記者賞を受賞。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

企業や官公庁の幹部のメールボックスの内容が、まるごと数十万〜数百万円で売られている事例もある。

名和 利男 サイバーディフェンス研究所上級分析官