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朴槿恵大統領はなぜ、日本に反撃しないのか

「安倍談話は韓国を陥れる嵌め手だ」

2015年8月21日(金)

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 「安倍談話」は韓国を完全に無視した。ではなぜ、朴槿恵(パク・クンヘ)大統領は怒らなかったのか。

韓国の要求をうっちゃる

安倍談話は、韓国を徹底的に無視したものだった、という話で前回の「『韓国外し』に乗り出した安倍政権」は終わりました。

鈴置:韓国は日本に対し、3つのキーワードを提示して「これらを必ず談話に入れて謝れ」と要求しました。しかし日本は、それらを全部盛り込みながらも、事実上、韓国を謝罪の対象から外したのです。

 ただ、韓国以外の国に関しては過去を率直に語り、反省すべきところは反省し、謝罪すべきことは謝罪しました。

 安倍政権はこの談話を、世界の国々と手を携えて生きていく決意を改めて表明する機会に使いました。西欧に対しては「植民地経営の先輩!」とチクリとやっていますが。

夕刊紙なら「ガン無視」

韓国紙は「無視」をどう書いたのですか?

鈴置:興味深いことに、初めはあまり気に留めなかったようです。談話の翌日の8月15日付朝刊で、韓国各紙は一斉に「謝罪には心がこもっていなかった」式の批判を繰り広げました。

 「韓国への謝罪にはさほど重きをおいていない」と書いた新聞もありましたが、批判としては二の次でした。

 一方、同日付の日本の新聞のいくつかは「無視」とまで露骨には書かなかったものの「韓国は軽視」といったトーンで書いた。例えば日経の解説記事の1本の見出しは「中国へ配慮 韓国には冷淡」です。

 日経は上品な新聞なので(笑い)「冷淡」程度で留めました。夕刊紙なら「安倍、朴クネをガン無視」といった見出しをつけたところでしょう。

 こうした日本での報道を見たこともあったのでしょう、韓国メディアは微妙に軌道修正しました。朝鮮日報の社説(韓国語版)では、談話への評価は以下のように変わりました。

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「独り相撲」で転げ落ちた韓国

安倍首相の米議会演説阻止、日本の世界遺産登録は挙国反対……韓国の執拗な「終わりなき反日」が続く。これまで無関心だった日本人もさすがに首をひねる異様ぶりが際立つ。
事あるごとに日本叩きの共闘を迫られる米国も、もはや「韓国疲れ」。「対中包囲網」切り崩しを狙う中国も、日本の懐柔に動き、韓国は後回し。国内外で「独り相撲」を繰り広げ、韓国は土俵を転げ落ちた。
「二股外交」破綻の先の「中立化」そして「核武装」を見据える韓国が招く北東アジアの流動化。新たな勢力図と日本の取るべき進路を、見通す。

中国に立ち向かう日本、つき従う韓国』『中国という蟻地獄に落ちた韓国』『「踏み絵」迫る米国 「逆切れ」する韓国』『日本と韓国は「米中代理戦争」を闘う』 『「三面楚歌」にようやく気づいた韓国』に続く待望のシリーズ第6弾。8月17日発行。

コメント43件コメント/レビュー

なぜ4ヶ月以上の前の記事が2016年の元旦のアクセスランキングで1位になるのか不思議だが、人気記事でもあり、多くの方がこれを支持していることであれば良いかとは思う。ただ、僕はこの連載のファンなので、旧記事よりも新しい記事の更新を期待しております。(2016/01/01 23:14)

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「朴槿恵大統領はなぜ、日本に反撃しないのか」の著者

鈴置 高史

鈴置 高史(すずおき・たかぶみ)

日本経済新聞社編集委員

1977年、日本経済新聞社に入社。ソウル特派員(87~92年)、香港特派員(99~2003年と06~08年)などを経て、04年から05年まで経済解説部長。02年度ボーン・上田記念国際記者賞を受賞。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

なぜ4ヶ月以上の前の記事が2016年の元旦のアクセスランキングで1位になるのか不思議だが、人気記事でもあり、多くの方がこれを支持していることであれば良いかとは思う。ただ、僕はこの連載のファンなので、旧記事よりも新しい記事の更新を期待しております。(2016/01/01 23:14)

『北朝鮮崩壊の暁には韓国が朝鮮半島を統一する運び』のコメントがありましたが、韓国が決められるものではなく、中国がその決定権を持っていると思います。唯一韓国が中国化した場合に限定されます。中国には朝鮮半島は日本・米国とのバリアとして手放せない壁です。朴クネにはそこまで読む力はないとおもいますが・・・。(2015/08/24 17:43)

「『独り相撲』で転げ落ちた韓国」の中で書かれていた通り、朝鮮半島201Z年」のラストの場面に現実が近づいてきている様です。南北の睨み合いが続き、株価や為替に影響が出てきています。天津の事故が主な原因かもしれませんが、日本とスワップを結んでいない韓国はその時が来たら中国を頼り、嘗ての様に属国に戻ってしまうのでしょうか?

ますます鈴置さんのこれからの記事が楽しみです。(2015/08/24 17:22)

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