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ニューノーマルになった日本人の「韓国嫌い」

<特別編>連載150回を振り返る(1)

2015年10月15日(木)

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 「早読み 深読み 朝鮮半島」が150回を超えた。偶然にも連載開始と軌を一にして、日本人の「韓国嫌い」が激しくなった。坂巻正伸・日経ビジネス副編集長と深読みした。

なぜ、こんなに居丈高に?

坂巻:前々回の「『ヒトラーと心中した日本』になる韓国」で、連載150回を記録しました。初回は2012年1月12日掲載ですから、3年9カ月も続いていることになります。

鈴置:韓国外交を主要テーマに書いてきましたが、そんな特殊な話を飽きもせずに読んでくれる読者がいることは、驚きです。

坂巻:毎回、非常にたくさんの皆さんにお読みいただき、たくさんのコメントをいただき、感謝しています。

 新たな読者も増えています。日韓関係にさほど関心を持っていなかった人や「隣の国だから仲良くした方がいい」と考えていた人が「なぜ韓国はこれほど居丈高になったのか」と首を傾げるようになりました。

 この「早読み 深読み 朝鮮半島」は、そんな人たちが読みに来てくれています。日本人にとって韓国外交は「特殊な話」ではなくなったのです。

「もっと厳しく書け」

鈴置:韓国は李明博(イ・ミョンバク)政権末期から露骨な「卑日」政策を取り始めました。それまでの「反日」とは異なる、執拗な「卑日」に日本人は大いに驚きました(「これが『卑日』だったのか――」参照)。

 2013年2月にスタートした朴槿恵(パク・クンヘ)政権は「卑日」に加え「離米従中」も開始しました。同盟国である米国の要請を無視し、中国の言うなりに動くようになったのです。今や、米韓同盟が続いているのが不思議なくらいです。

坂巻:このコラムも「卑日」と「離米従中」が2枚看板です。読者の反応を見ると、ここ3年間で日本人の韓国観が急激に悪化したことが分かります。

鈴置:連載を始めた頃、「韓国とは歴史的な因縁があるのだから、もっと優しく書いたらどうか」と怒られたことがあります。先日、この人に会ったら「もっと韓国に厳しく書け。手加減するな」と言われました。

 180度の様変わりです。ほかにも同じ方向で変わった人が何人かいまして、多くが「リベラル」を自認していた人です。そもそも、優しくとか厳しくとか、感情で書いているわけではないのですが……。

坂巻:この連載は事実を淡々と深掘りするのがウリです。韓国への不信感や怒りが"リベラル"にも及んできたということでしょう。

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「独り相撲」で転げ落ちた韓国

安倍首相の米議会演説阻止、日本の世界遺産登録は挙国反対……韓国の執拗な「終わりなき反日」が続く。これまで無関心だった日本人もさすがに首をひねる異様ぶりが際立つ。
事あるごとに日本叩きの共闘を迫られる米国も、もはや「韓国疲れ」。「対中包囲網」切り崩しを狙う中国も、日本の懐柔に動き、韓国は後回し。国内外で「独り相撲」を繰り広げ、韓国は土俵を転げ落ちた。
「二股外交」破綻の先の「中立化」そして「核武装」を見据える韓国が招く北東アジアの流動化。新たな勢力図と日本の取るべき進路を、見通す。

中国に立ち向かう日本、つき従う韓国』『中国という蟻地獄に落ちた韓国』『「踏み絵」迫る米国 「逆切れ」する韓国』『日本と韓国は「米中代理戦争」を闘う』 『「三面楚歌」にようやく気づいた韓国』に続く待望のシリーズ第6弾。8月17日発行。

コメント56件コメント/レビュー

>「アベレージサラリーマン」は本記事を鵜呑みにし、「優秀なビジネスマン」は国や人種で人を判断しない

というコメントについて。

サラリーマンを「批判的精神を持たない、思考停止のおろかな民衆」の代名詞として使っておられるようですが。
私自身、たぶんそのど真ん中の世代です。日本が経済で他のアジアの国をはるかに凌駕していたバブル時代に就職し、この世の春を謳歌しました。同世代の誰もが、特定の国に憎まていれる、あるいは攻撃されるといった危機感など持つはずもなく、いわゆる「平和ボケ」だったと思います。
2009年あたりから、そんな私達も、やっと「今そこにある危機」について気付き始めました。そして今、危機をリアルに認識し、様々な情報を得たうえで、「ではこれから自分達はどうするか」を考え始めたのではないかと思います。

「優秀なビジネスマン」とは、どうやらコメント主様の周りに大勢いる個人事業主のことを言っておられるようですね。
そういえば、従来、韓国人は組織で働くことを嫌い、個人事業主(主に飲食店)になる人が非常に多いと聞きましたが。まさかね。

それは別として、ビジネスマンに限らず、一流の仕事をしている人は確かに、相手の国や人種によってステレオタイプな見方をすることはありません。

ただ、この記事で取り上げているのは、そういう個人レベルの話ではなく、一国の政府が、特定の他国を仮想敵国とみなして、領土争いのある場所を暴力で占領したり、国の内外で税金を投じて誹謗中傷を繰り広げることによって、自国の国益を確保し国内を統制しようとしている問題です。そういう国が隣にあることが事実である限り、私達日本人は、様々な情報に触れながら、「ではどうするか」を一人ひとりが考えなければなりません。(2015/11/04 21:23)

「早読み 深読み 朝鮮半島」のバックナンバー

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「ニューノーマルになった日本人の「韓国嫌い」」の著者

鈴置 高史

鈴置 高史(すずおき・たかぶみ)

日本経済新聞社編集委員

1977年、日本経済新聞社に入社。ソウル特派員(87~92年)、香港特派員(99~2003年と06~08年)などを経て、04年から05年まで経済解説部長。02年度ボーン・上田記念国際記者賞を受賞。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

>「アベレージサラリーマン」は本記事を鵜呑みにし、「優秀なビジネスマン」は国や人種で人を判断しない

というコメントについて。

サラリーマンを「批判的精神を持たない、思考停止のおろかな民衆」の代名詞として使っておられるようですが。
私自身、たぶんそのど真ん中の世代です。日本が経済で他のアジアの国をはるかに凌駕していたバブル時代に就職し、この世の春を謳歌しました。同世代の誰もが、特定の国に憎まていれる、あるいは攻撃されるといった危機感など持つはずもなく、いわゆる「平和ボケ」だったと思います。
2009年あたりから、そんな私達も、やっと「今そこにある危機」について気付き始めました。そして今、危機をリアルに認識し、様々な情報を得たうえで、「ではこれから自分達はどうするか」を考え始めたのではないかと思います。

「優秀なビジネスマン」とは、どうやらコメント主様の周りに大勢いる個人事業主のことを言っておられるようですね。
そういえば、従来、韓国人は組織で働くことを嫌い、個人事業主(主に飲食店)になる人が非常に多いと聞きましたが。まさかね。

それは別として、ビジネスマンに限らず、一流の仕事をしている人は確かに、相手の国や人種によってステレオタイプな見方をすることはありません。

ただ、この記事で取り上げているのは、そういう個人レベルの話ではなく、一国の政府が、特定の他国を仮想敵国とみなして、領土争いのある場所を暴力で占領したり、国の内外で税金を投じて誹謗中傷を繰り広げることによって、自国の国益を確保し国内を統制しようとしている問題です。そういう国が隣にあることが事実である限り、私達日本人は、様々な情報に触れながら、「ではどうするか」を一人ひとりが考えなければなりません。(2015/11/04 21:23)

コメント欄にもあるように今後「ヘイトスピーチ」とのレッテル貼りが横行するでしょうね。粛々と冷たい無関心のスタンスを堅持しなければなりません。(2015/10/20 13:29)

一般の傾向はさておき、外交として将来を考えていくのならば、韓国が中国との同盟に走る場合もあるし、中国がそれを覇権推進の一つとしていくのもあるし、しばらくして、中国共産党が自滅して韓国の拠る所がなくなることもあるし、逆に中国共産党が反動政策をやりきって北朝鮮を通じて韓国を取り込むこともあるだろう。ようは、色々なケースを考えられるように、好き嫌いにとらわれずに各国を調査し、選択肢を考えつくして、物心両面の準備をするのが、プロの外交・政治なのだと思う。それを考えていくための情報提供を筆者に期待しています。(2015/10/20 13:12)

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