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「名誉革命」と韓国紙は自賛するのだが

デモを冷ややかに見る人もいる

2016年12月11日(日)

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大統領を弾劾に追い込んだデモを「世界4大革命に比肩」と自賛する韓国人。しかし、そのデモを冷ややかに見つめる人もわずかながらいる(写真:ロイター/アフロ)

前回から読む)

 朴槿恵(パク・クンヘ)大統領を退陣に追い込んだのは毎週土曜日のデモだった。韓国紙は「世界4大革命の1つ」と自画自賛するのだが……。

世界が驚く平和デモ

前回は「朴槿恵弾劾は『美し過ぎた自画像』が呼んだ」という話でした。

鈴置:「日本を超え一流国家になった」と韓国人は高揚感に包まれていた。というのに朴大統領の40年来の友人、崔順実(チェ・スンシル)氏の「国政壟断事件」により、その共同幻想が潰えてしまった。そこで怒りが巻き起こり、弾劾につながったのです。

高揚感から突然の自信喪失ということですね。

鈴置:指導層は韓国人が自信を失わないかと心配したのでしょう、「政治は3流だが国民は1流だ」キャンペーンに乗り出しました。

 各紙は「巨大なデモでも、警察との衝突が起きない。韓国人の成熟を示すものだ」と強調しています。

 11月26日の「150万人デモ」を受け、中央日報は社説「世界が驚くろうそく革命の力=韓国」(11月27日、日本語版)を掲載しました。書き出しの一部を引用します。

  • 世界が驚いている。国家元首の退陣を要求する革命的な波がガラス窓1枚壊すことなくこれほど平和的に進められるということに驚いている。国家的暴力性と市民的成熟さが不思議に共存する韓国社会を世界の人たちは驚きの目で眺めている。

 暴力的なデモが当たり前の韓国で、平和的なデモが実施されれば韓国人が驚くのは当然です。しかし「世界が驚く」かは、疑問です。実際、この社説は「驚いた世界」を示す具体例を一切挙げていないのです。

日本メディアに文句

 朝鮮日報も「世界に称賛される一流国民」キャンペーンに加わりました。「『憲政史上最大規模』の第5回ろうそく集会 『平和集会』で終了…外国メディアも感嘆」(11月27日、韓国語版)を載せました。

 見出しに「外国メディアも感嘆」とありますが、本文に「感嘆」を支える事実は記されていません。典型的な「空見出し」です。日本の新聞なら許されません。夕刊紙だって「感嘆か」と、小さくても「か」を付けるでしょう。

 東亜日報は「日本人が羨ましがっている」とまで書きました。「韓国が羨ましい理由」(11月28日、韓国語版)です。

 「(日本の安保法制反対デモの参加者が12万人だったことに比べ)韓国で100万人のデモが開かれたと聞いて驚いた」などの日本の大学教授の談話を引用しています。

 「日本のメディアがデモ参加者数を警察発表ベースで書くのはけしからん」と言う韓国人も出てきました。主催者発表の数字は警察発表の4-6倍です。

 計り方が異なることも、これだけ大きな差が出る原因です。警察は「人出が最大になった時点の人数」で、主催者は「累積人数」で計算します。

 日本のメディアも韓国の保守系紙も両方の数字を載せます。ただ、見出しに関しては日本メディアは警察発表、韓国メディアは主催者発表を取ることが多い。

コメント48件コメント/レビュー

恐らくどんなことをしても韓国の時期大統領は親北政権になるでしょう。
あの到底国とは言えない地域はそういうものだということです。
そこで我が日本はどうするのが一番良いのかという事ですが、とにかく「無視」を続けることです。
慰安婦の合意は簡単に反故にされるでしょうし、通貨スワップも「させてやる!」と言う態度は変わらないでしょう。
こういう事は歴史に学べば良いと思います。
ロシアはソビエト連邦時代に借金を踏み倒しました。
イギリスからロマノフ王朝が借りていた借金を「革命で国が変わったから関係ない」と言って踏み倒しました。
結果何が起きたかと言うと、ゴルバチョフの時代になって全額償還しました。
これと同じで慰安婦云々の話は「韓国の国内問題」として放置するのが最善の策です。
次期大統領が海外で告げ口外交を繰り返せば結果がどうなるかは明らかです。
一方のアメリカのTPP脱退は重要な問題です。
ウイルソンが言い出した国際連盟に結局アメリカは参加せず中途半端な組織になってしまいました。
その結果、常任理事国だった日本が脱退するに及び連盟そのものが崩壊したのは歴史に学ぶ所です。
アメリカは厄介です。(2016/12/19 21:24)

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「「名誉革命」と韓国紙は自賛するのだが」の著者

鈴置 高史

鈴置 高史(すずおき・たかぶみ)

日本経済新聞社編集委員

1977年、日本経済新聞社に入社。ソウル特派員(87~92年)、香港特派員(99~2003年と06~08年)などを経て、04年から05年まで経済解説部長。02年度ボーン・上田記念国際記者賞を受賞。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

恐らくどんなことをしても韓国の時期大統領は親北政権になるでしょう。
あの到底国とは言えない地域はそういうものだということです。
そこで我が日本はどうするのが一番良いのかという事ですが、とにかく「無視」を続けることです。
慰安婦の合意は簡単に反故にされるでしょうし、通貨スワップも「させてやる!」と言う態度は変わらないでしょう。
こういう事は歴史に学べば良いと思います。
ロシアはソビエト連邦時代に借金を踏み倒しました。
イギリスからロマノフ王朝が借りていた借金を「革命で国が変わったから関係ない」と言って踏み倒しました。
結果何が起きたかと言うと、ゴルバチョフの時代になって全額償還しました。
これと同じで慰安婦云々の話は「韓国の国内問題」として放置するのが最善の策です。
次期大統領が海外で告げ口外交を繰り返せば結果がどうなるかは明らかです。
一方のアメリカのTPP脱退は重要な問題です。
ウイルソンが言い出した国際連盟に結局アメリカは参加せず中途半端な組織になってしまいました。
その結果、常任理事国だった日本が脱退するに及び連盟そのものが崩壊したのは歴史に学ぶ所です。
アメリカは厄介です。(2016/12/19 21:24)

大衆運動自体、明らかに北の扇動下に陥っている証でしょう。どうみても、普通の先進国的行動ではないように思います。そして、この運動こそ民主的国民の勝利だと宣言することこそ、かつての社会主義、共産主義運動が盛んなりし頃の懐かしき古きよき時代を思い出させます。つまり、北の工作は60年、70年の社会運動に時間が止まったままで国の体制を維持しているので、そのような戦術になるのでしょうね。そういう意味では面白いです。。。(2016/12/19 11:28)

韓国で起こっていることは対岸の火事ではない、と思います。放っておけば良いとは到底思えません。以下、日経朝刊(12月16日朝刊)からの引用ですが

「韓国の次期大統領選の有力候補で最大野党「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)前代表は15日、ソウルで外国メディアと記者会見した。朴槿恵(パク・クネ)大統領が決断した在韓米軍への地上配備型ミサイル迎撃システム(THAAD)の導入と従軍慰安婦問題の日韓合意に再協議が必要だとの考えを示した。日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の締結も「疑問だ」と語った。」

こういうことが起こるのが、本当に迷惑です。一旦、条約とか合意をしたら、それを次の政権が受け継がないと、国としての信用が保てません。今の米国がまさにその状態にあるわけです。TPPは、止めた、とか。

どうやら、イヤだなと思っていたとおりになるのか、はたまた、国連事務総長が大統領になって、穏便に事を進めるのか。まぁ、慰安婦問題と竹島は、決して解決しないのを、慰安婦だけは、なんとかして、対外的に日本を貶めながらも、生きているうちにこれを使うという高度な政治判断だったので、彼女たちが死んでしまうまでは、何度でも、いや、死んでから10年くらいは「仕える」カードでしょうから、誰がなっても、解決不能なままなんでしょうけど。

THAAD、折角貰えるのに、要らないってのが、全然理解できません。朝鮮動乱のとき、釜山まで下がらざるを得なかった、退却しながら、市民を見殺しにして、橋を爆破しながら、最後は釜山だけで、籠もって戦わざるを得なかった、そういう事、忘れられるのが、この国の人たちなのでしょう。

日本に迷惑がかからないなら、どうでもいいのですが、どうやら、火の粉が降り掛かるようで、不愉快です。(2016/12/16 07:54)

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