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2017年、日本が問われる「韓国の見捨て方」

反米・反日の加速は「凶」だが、「中吉」への努力惜しむな

2017年1月1日(日)

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お正月限定企画として、日経ビジネスの人気連載陣に、専門分野について2017年の吉凶を占ってもらいました。
今年はどんな年になるでしょう。
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トランプ次期大統領とフリン次期国家安全保障問題担当補佐官。彼らが示す「対韓政策」はどうなるのか。中国はどう出るのか。米中の動向を先読みするところから、日本が韓国に対して打つべき手が見えてくる(写真:ロイター/アフロ)

前回から読む)

 2017年の日韓関係を占えば「凶」だ。韓国で反米・反日政権が誕生する可能性が高いからだ。ただ、「韓国の見捨て方」次第では「中吉」に持って行けるかもしれない。

左派政権登場へ

 韓国の憲法裁判所は朴槿恵(パク・クンヘ)大統領の弾劾訴追を審理中だ。2016年12月9日に国会が同案を可決したことを受けた(「韓国国会、朴槿恵弾劾案を可決」参照)。

 憲法裁判所は2017年6月上旬までに、弾劾を認めるか否かの結論を出す。もし弾劾を認めれば朴大統領は罷免され、60日以内に選挙が実施される。

 弾劾が棄却されれば論理的には朴政権は続く。ただ、下野を求める声が高まって、罷免されなくとも辞任に追い込まれるかもしれない。仮に大統領の座に「居座って」も、2017年12月には5年間の任期満了に伴う大統領選挙が実施される。

 いずれにせよ2017年中に行われる選挙では、左派の候補が当選する可能性が高い。弾劾の原因となった「国政壟断事件」により、保守への不信感が高まっているからだ。

 事件の余波で保守の「セヌリ党」は分裂した。大統領選挙をまともに戦えるか疑問視されている。そもそも、同党は当選できそうな自前の候補者を持たない。

 国連事務総長を2016年末に引退したばかりの潘基文(バン・キムン)氏を担ぎたいところだが、潘氏が乗るかは不明だ。

 強硬保守には、弾劾可決に伴い大統領権限を代行している黄教安(ファン・ギョアン)首相を推す向きもある。検察の出身で、潘氏同様に選挙の洗礼を受けたことはない。

 朴大統領が首相に指名した人でもあり、出馬すれば強い反発が起きるのは間違いない。そんな黄首相に期待せざるをえないほど、保守は人材不足なのだ。

コメント76件コメント/レビュー

 アメリカが韓国を「損切り」というのは、的を射た言葉ですね。
 日韓関係は、今まで「アメリカに怒られるから韓国とは手を切れない」と思っていたのですが、いざ現実味をおびてくると、この記事に書かれているように、半島に中国軍が常駐するなど、危ないことがたくさん起こりそうです。韓国とは、「手を切る」のではなく、「うまく操縦する必要がある」という方向に、私の意見も変わってきました。(2017/01/16 09:50)

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「2017年、日本が問われる「韓国の見捨て方」」の著者

鈴置 高史

鈴置 高史(すずおき・たかぶみ)

日本経済新聞社編集委員

1977年、日本経済新聞社に入社。ソウル特派員(87~92年)、香港特派員(99~2003年と06~08年)などを経て、04年から05年まで経済解説部長。02年度ボーン・上田記念国際記者賞を受賞。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

 アメリカが韓国を「損切り」というのは、的を射た言葉ですね。
 日韓関係は、今まで「アメリカに怒られるから韓国とは手を切れない」と思っていたのですが、いざ現実味をおびてくると、この記事に書かれているように、半島に中国軍が常駐するなど、危ないことがたくさん起こりそうです。韓国とは、「手を切る」のではなく、「うまく操縦する必要がある」という方向に、私の意見も変わってきました。(2017/01/16 09:50)

日本政府は大使を一時帰国させましたが、すぐに戻すでしょうか?
私は戻すと思います。今まで遺憾砲以上の強硬策(普通の国ではごく普通だが)を打たなかった日本が更に強硬策を実施するとは思えないし、それよりも相手の反応を窺うでしょう。
すぐに大使を戻すと一部の韓国民は勝利宣言しそうだし、日本国内の反感も強そうですが、韓国側の反応を見る、焦らせるという目的は達したので、十分だと思います。何もしなければ次の手を打つぞと脅す事が出来ますので。(2017/01/12 12:04)

法的中立はダメです。
それだと、国内の親韓勢力がかなり煩い内憂外患になります。
韓国には中国側に完全に寄ってもらって白黒ハッキリさせる方が良いですね。
曖昧にするから、癒唾の在日を利用した離間策にハマるんです。(2017/01/12 10:47)

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