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イルカが言葉を覚えた!

東海大学 イルカの認知科学・感覚生理学 村山司(4)

2015年7月4日(土)

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イルカと話しがしたい――。高校生の時に映画「イルカの日」を見てそう思って研究者を志し、20年以上イルカと話す研究を一歩一歩進めてきた東海大学海洋学部の村山司さん。そのパートナーであるシロイルカの“ナック”と村山さんに会いに水族館へ行ってみた!

(文=川端裕人、写真=的野弘路)

水槽の水面から顔を出すナック。

 イルカと言語の研究を進める村山さんにとって、欠かすことの出来ない相棒は、鴨川シーワールドのシロイルカ、ナックだ。

 シロイルカは、ベルーガとも呼ばれる。北極海や、ベーリング海やオホーツク海の北側など、北極圏の非常に寒い海に適応し、暮らしている。体長は、オスは5メートル以上、メスも4メートルに達する巨体で、体重もオスは1トンを超えることがある。名前の通り体色は白。おでこが出っ張っているのは、音波を収束させるレンズのように働く脂肪組織、メロンが内側にあるからだ。よく見ていると、このおでこはぷるんぷるんと震える。長いクチバシを持たず口元がいつも笑っているように見えることや、ほかのイルカとは違い首を動かせることもあって、表情や動作にどことなく人間ぽさを感じられる。

 海のカナリア、Sea Canaryと呼ばれることもある。水中でピーピーとやかましいくらいよく鳴くからだ。ぼくは、シロイルカの繁殖水域のひとつであるカナダのセントローレンス湾の自然史博物館で、水中に設置したマイクの音をリアルタイムで聞かせてもらったことがある。船が行き来するエンジン音の合間に、ピーッピーッという笛のような音が聞こえてきた。何キロも先にいるシロイルカの鳴き声だと説明を受け、非常に感銘したのを覚えている。

相棒はカナダ出身

 さて、ナックは、1988年、カナダから日本にやってきた。その後、カナダはシロイルカの輸出を禁止したので、ナックは現時点で日本唯一のカナダ出身シロイルカである。日本の水族館にいるほかのシロイルカはロシア出身だ。

 村山さんとナックの出会いは90年代。最初は「言葉」の研究とは関係のない領域だった。

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「イルカが言葉を覚えた!」の著者

川端 裕人

川端 裕人(かわばた・ひろと)

文筆家

1964年、兵庫県明石市生まれの千葉育ち。日本テレビの記者を経て作家に。『夏のロケット』が第15回サントリーミステリー大賞優秀作品賞、「SFマガジン」で「青い海の宇宙港」を連載中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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