• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

「モグラ博士」にして「標本バカ」

国立科学博物館 哺乳類分類学 川田伸一郎(1)

2015年9月5日(土)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

わたしたちにはとても身近な存在なのに、その素性となるとほとんど知られていないモグラ。この有名だけれど謎に満ちた哺乳類を研究する「モグラ博士」として知られると同時に、自称「標本バカ」というほど標本にも魅せられた川田伸一郎さんの研究室へ行ってみた!

(文=川端裕人、写真=的野弘路)

 国立科学博物館の川田伸一郎研究主幹(動物研究部脊椎動物研究グループ)は、モグラ博士として知られる。

モグラ博士のモグラの話』(岩波ジュニア新書)は読みやすいモグラ入門書だし、『モグラ──見えないものへの探究心』(東海大学出版会)は研究者の息遣いまで伝わると評判の「フィールドの生物学」シリーズの中の1冊だ。後者は本ウェブ連載「研究室に行ってみた。」とのシンクロ率は高く、これまでに登場していただいた、テングザルの松田一希さん、サバクトビバッタの前野浩太郎さん、クマムシの堀川大樹さんが、同シリーズに単著を持っている。こう書くと、松田さんがサルで、前野さんがバッタで、堀川さんがクマムシで、とすると川田さんはモグラのように響くが、研究者はしばしば、研究対象の名を冠して呼ばれる。

いざ「標本棟」へ

 さて「モグラの川田さん」のモグラ本も非常におもしろい。しかし、川田さんの「モグラ博士」の側面だけを見ていると、活動領域を見誤るかもしれない。川田さんは、自称「標本バカ」でもあって、「モグラ博士で標本バカ」をきちんとミックスしないとやっていることがよく分からないのである。

 つくば市にある国立科学博物館・筑波研究施設に、川田さんを訪ね、まずは「総合研究棟」にある地下1階の標本作製スペースを見せてもらった。大型動物にも対応できるウィンチや、大型冷蔵庫が完備されており、ちょうど、某所で座礁して死亡した小型鯨類が解体を待っているところだった。まさに自然史博物館の舞台裏、という雰囲気に満ちていた。

 そして、続いて、収蔵庫である「自然史標本棟」へ。

中央の建物が「自然史標本棟」。

コメント0

「研究室に行ってみた」のバックナンバー

一覧

「「モグラ博士」にして「標本バカ」」の著者

川端 裕人

川端 裕人(かわばた・ひろと)

文筆家

1964年、兵庫県明石市生まれの千葉育ち。日本テレビの記者を経て作家に。『夏のロケット』が第15回サントリーミステリー大賞優秀作品賞、「SFマガジン」で「青い海の宇宙港」を連載中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

意外なことに、伝統的な観光地が 訪日客の誘致に失敗するケースも 少なからず存在する。

高坂 晶子 日本総合研究所調査部主任研究員