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ヒト、海洋に出会う

東海大学 海洋考古学 小野林太郎(1)

2015年11月21日(土)

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もともと陸の生き物である人類はどのように海洋世界に適応したのか。そして、最後のフロンティアだったポリネシアにどうやって拡散したのか――。海を通じて世界を見渡し、実にスケールの大きな研究を繰り広げる小野林太郎さんの研究室に行ってみた!

(文=川端裕人、写真=藤谷清美)

 東海大学海洋学部のキャンパスは、静岡市清水区にある。海に近い「潮の香りがする」立地で、学部付属の水族館(海洋科学博物館)は、展示も繁殖飼育研究も、評価が高い。近隣都県の人は訪ねたことがあるかもしれない。海にも人にも開かれた印象のある研究機関である。

 その中に、海洋文明学科というまさに「海と人」の関係を考える学科がある。小野林太郎准教授は「海と人」の関係について人類史を遡りつつ考える海洋考古学の専門家だ。

 小野林太郎さんがかかわる数多いフィールド中で、研究の拠点となっているのは東南アジア・オセアニア。これまで数多くの調査を主宰したり、参加してきた。その中でも、特にインドネシアの東部の島々や東ティモールの遺跡を分厚く調査・研究してきた。

 貝殻やら、魚の骨やら、研究に関係しているであろう物がさりげなく置いてある研究室で、お話を伺った。

海は厳しい

 まず、ざっくり言って、小野さんの研究は何をしているのだろう。具体的な細部はのちに伺うとして、総じて「どんな研究?」という質問。

「ヒトにとって、海って決して、楽な環境ではないんです。もともと、陸の生き物で、ヒトが生まれたアフリカの環境もサバンナや森といったところだと言われています。それが、アフリカを出て、本格的に海洋世界に出会って、どうやって海の環境に適応していったか、というのが1つ」

 日本に生まれ育つと、実際に海が間近にあったり、魚介類をたくさん食べたり、とにかく寿司は美味いし、なにかと海に近しい生活をしている。しかし、ひとたび生活環境として見た場合、海というのが大変厳しい環境だというのは間違いない。漁師さんも、「板子一枚下は地獄」などと言うではないか。ましてや、海と縁がなかった我々の祖先が、はじめて海と出会った時、どのように接していったのか。興味深い。

東海大学海洋学部海洋文明学科の小野林太郎准教授。

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「ヒト、海洋に出会う」の著者

川端 裕人

川端 裕人(かわばた・ひろと)

文筆家

1964年、兵庫県明石市生まれの千葉育ち。日本テレビの記者を経て作家に。『夏のロケット』が第15回サントリーミステリー大賞優秀作品賞、「SFマガジン」で「青い海の宇宙港」を連載中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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檜山 敦 東京大学先端科学技術研究センター 講師