• ビジネス
  • xTECH
  • クロストレンド
  • 医療
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

発掘の聖地と博物館で恐竜まみれだった高校時代

アルバータ大学 恐竜と脊椎動物の起源 宮下哲人(3)

2018年1月20日(土)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

恐竜の研究を志して高校時代に単身カナダに留学。夢を叶えて、現在、世界的に活躍する若き日本人研究者がいる。ナショジオが選んだ「2016年ドラマチックな科学ニュースベスト6」の2つにも関わったその宮下哲人さんに、多岐にわたる研究活動について聞いてみた!

(文=川端裕人、写真=内海裕之、撮影協力=国立科学博物館)

 ロイヤル・ティレル古生物学博物館は、カナダ、アルバータ州ドラムヘラーにある古生物専門博物館で、世界最大級の恐竜博物館でもある。

博物館の外観。この近くからも化石が発掘される。(写真提供:川端裕人)

 入り口の部分にあるダイナミックなアルバートサウルス(大型肉食恐竜)の群れの展示は見事。

アルバートサウルスの群れ。(写真提供:川端裕人)

 少し奥にあるティラノサウルス「ブラックビューティ」(鉱物が染み込んで黒々とした全身標本)は、1981年に発見された世界でもっとも完璧なティラノサウルス化石のうちの一体で、ひとことで言えば美しい。日本の恐竜展でも、1990年に頭骨(幕張)と94年に全身(大阪)が公開されて、その際は「主役」を張った。

「ブラックビューティ」。本物の頭骨は重すぎて壁の全身骨格と一緒に展示できず、床に置かれている。(写真提供:川端裕人)

 その他、アルバータ州からたくさんの種類が出てくる角竜の進化のコーナーがあったり、隣のブリティッシュ・コロンビア州から発掘されるカンブリア紀のバージェス動物群(スティーブン・J・グールドの『ワンダフル・ライフ』で有名になった最初期の動物群)の展示も充実している。

角竜の展示のひとつであるレガリケラトプスの頭骨。(参考「新種の恐竜レガリケラトプス発見、飾りはレトロ」)(写真提供:川端裕人)
カンブリア紀のバージェス動物群の復元模型。(写真提供:川端裕人)

 宮下さんにとって、ここは高校生の時の拠点であり、プロの研究者や技官から、はじめて本格的なトレーニングを受けた場所でもある。

 ぼくは宮下さんがドラムヘラーに旅立ってからしばらくは、それこそ「風の噂」レベルでしか消息を知らなかったが、2007年に米ノースカロライナ州で開かれた古脊椎動物学会(SVP)でよろい竜についての研究成果を発表したあたりからまた名前を頻繁に聞くようになり、近年はソーシャルネットワークを通じて連絡を取り合うようになった。2016年5月には宮下さんを訪ねて、カナダ、ドラムへラーのロイヤル・ティレル古生物学博物館を案内してもらったことがある。宮下さんはすでに、アルバータ大学がある州都エドモントンに移って久しかったので、宮下さんにとっても「里帰り」の側面がある訪問だった。

宮下さんが日本に一時帰国した際にインタビュー取材を行ったが、今回は2016年5月のドラムへラーでの様子が中心。

オススメ情報

「研究室に行ってみた」のバックナンバー

一覧

「発掘の聖地と博物館で恐竜まみれだった高校時代」の著者

川端 裕人

川端 裕人(かわばた・ひろと)

文筆家

1964年、兵庫県明石市生まれの千葉育ち。日本テレビの記者を経て作家に。『夏のロケット』が第15回サントリーミステリー大賞優秀作品賞、「SFマガジン」で「青い海の宇宙港」を連載中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

アパレル業界のトップには60~70代の方が多く、新しいデジタルマーケティングに全く付いていけていません。

石川 康晴 ストライプインターナショナル社長兼CEO