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アスクルが水の会社を買ってやりたかったこと

再配達率2.7%を達成した秘密

  • 相馬 隆宏

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2017年2月2日(木)

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 「2.7%」──。これは、アスクルが運営している個人向け通販サイト「LOHACO(ロハコ)」での再配達の比率だ。国内では宅配便全体の約20%が再配達になっていることを考えると、驚異的な数字と言える。

 宅配業界では今、再配達が大きな問題になっている。再配達をするために車の運転手の労働時間は年間約1.8億時間も増えている。約9万人に相当する労働力が奪われており、運転手不足の中にあって損失は大きい。配達のたびに車を走らせるので、環境にも負荷がかかる。再配達に伴うCO2排出量の増分は年間約42万tに及ぶ。

 アスクルが、再配達の比率を劇的に下げられた秘密は、昨年8月に本格的に開始した商品の受け取りサービス「Happy On Time(ハッピーオンタイム)」にある。ロハコの顧客向けに提供しているもので、購入した商品の配達時間を1時間単位で指定できる。
 現在、物流子会社のASKUL LOGIST(アスクルロジスト)が直接配達する東京都の5区(港区、千代田区、中央区、江東区、世田谷区)と大阪市の3区(北区、福島区、此花区)で提供中だ。

 従来は、「18時から20時」といった具合に2時間単位でしか指定できず、配達に来たときにちょうどトイレに入っていて受け取れないといったケースが生じやすかった。平日は働いているため土日に受け取りたい人もいる。しかし、土日は午前中しか配達しておらず、時間も指定できなかった。正午までの間にいつ商品が届くか分からないため、顧客は予定を入れにくく、へたをすれば午前中をまるまるつぶすことにもなりかねない。

1時間単位で指定された時間に荷物を届けるアスクルの配送拠点

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