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韓国野党が朴大統領に辞任を要求しない理由

  • 重村 智計

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2016年11月7日(月)

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国民へのお詫びを表明した朴槿恵大統領

 朴槿恵大統領を巡るスキャンダルで、野党第一党の「共に民主党」はすでに権力を手にいれた気分だ。与党のセヌリ党は茫然自失の状態で次期大統領候補を誰にするか、その見通しも立たない。政治は、外交も内政も機能停止状態に陥っている。

 日本では理解されないが、背景には左翼勢力と保守勢力との歴史的な両極対立がある。政権末期に大統領スキャンダルが噴出する「韓国病」と、「儒教的後進政治」がもたらす悲劇である。

 ただし、野党指導者らは朴大統領に「即時退陣」は要求はしていない。同大統領が辞任する可能性は、極めて低い。

今、大統領選にしても得はない

 朴槿恵大統領の政治力不足が今回の混乱を招いた第一の原因であると、韓国のジャーナリストや政治家、政府高官経験者は指摘する。

 韓国では、朴大統領を「不通(話が通じないの意味)大統領」と呼ぶ。記者会見をせず、支援しようとする元老たちを近づけず、忠告も聞かない。閣僚や大統領府の側近も、世間から尊敬を得られる一流の人物ではなかった。

 朴大統領を支持する保守派も「人の話を聞かず、適切な人事もできない」と批判した。支持率は17%から5%へと下落した。大統領を支持する保守勢力は、選挙では40%もの固定票を集めるにもかかわらずだ。ただし、その一方で、大統領に「なお留まるべき」との回答は45%もあった。

 ソウルでは5日夕、朴大統領の「辞任」を要求する大集会が開かれた。参加者は10万人を上回ると予想されたが、警察の発表は約4万5000人で予想を大きく下回った。

 予想がはずれた背景には、野党の指導者たちが「朴大統領に直ぐに辞任してもらいたい」とは思っていない事情がある。奇妙なことに、野党指導者は、誰も朴大統領の辞任を要求していない。「国政から手を引け」と言うだけだ。

 「国政から手を引け」は、辞任を意味しない。その真意は、大統領職にとどまってもいいが、野党も参加する「挙国一致内閣」や「中立内閣」を組閣せよということ。実権を野党が行使する体制を築けという意味だ。

 なぜ、野党指導者らは「即時辞任」を要求しないのか。もし大統領が辞任すると、60日以内に大統領選を行う規定になっている。現時点で、大統領選への準備ができている野党政治家は、野党第1党「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)元代表だけだ。他の野党指導者は、まだ準備不足で「大統領の即時辞任」は困るのである。

コメント12件コメント/レビュー

>儒教的なジャーマニズムが影響力を持つ社会なのだ

これは手厳しいw
「シャーマニズム」じゃなくて「ジャーマニズム」ですか(2016/11/13 06:52)

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

>儒教的なジャーマニズムが影響力を持つ社会なのだ

これは手厳しいw
「シャーマニズム」じゃなくて「ジャーマニズム」ですか(2016/11/13 06:52)

大きな事件には裏の「仕掛け人」がいる場合が多いが、今回も、事件を暴いた韓国のケーブルテレビが中央日報系で、そのオーナーが大統領選に出たがっている、また、ケーブルテレビオーナーが左翼勢力の有力者で「共に民主党」の元代表の北朝鮮関連スキャンダルを消すため、という指摘により、直ちに「仕掛け」のからくりが理解できた。日本のマスコミでは初めての指摘ではないか。貴重な情報を得たと思う。
 このからくりが理解できれば、大統領の友人の「国政介入」疑惑など処理可能だとわかるが、大統領のスキャンダルに興奮している韓国国民の憤怒は、そうした理解の埒外だろうから、著者には引き続き冷静に今後の韓国国内情勢の行方の分析をお願いしたい。(2016/11/12 11:52)

とんでもないでたらめな記事です。事実関係について、まともに確認もしていない。
たとえば大統領が資格を喪失した場合の任期は無条件に5年です。「後任大統領の任期は、朴大統領の任期の残り」は間違い。
「大統領選への準備ができている野党政治家」も、韓国では文在寅と安哲秀の2人とされています。文在寅だけというのは間違い。
朴大統領の「辞任」を要求する大集会がの参加者が「予想を大きく下回った」というのも間違い。
「JTBCニュース部門出身の社長は左翼勢力の有力者」というのも間違い。
韓国の左翼が「北朝鮮に強いシンパシーを抱き、支持する人たち」というのも間違い。
文在寅がスキャンダルを批判されて窮地に追い込まれたので、左翼勢力が崔順実スキャンダルを報じたという説明も間違い。
そして今回の騒動は「法律的には、「職権乱用」と「詐欺未遂」の犯罪でしかない」というのも間違い。
この短い文章の中で事実として明白に間違っている部分だけでも上記のようにいくつも列挙することができます。
とんでもないデタラメ記事と言わざるを得ません。(2016/11/07 23:53)

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