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「社内の議論の質が上がりました」

湧永製薬・湧永寛仁社長×石田淳対談 第3回(最終回)

2015年6月25日(木)

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 滋養強壮剤「キヨーレオピン」で有名な製薬会社、湧永製薬の社長である湧永寛仁社長との対談、最終回となる3回目をお送りします。湧永製薬では行動科学マネジメントを導入し、それを反映した行動チェックシートや評価の仕組みを運用し始めました。興味深いことに、これらのシートや仕組みは現場の的確な行動を促すだけでなく、社内の議論を深める材料として機能し始めているようです。

 湧永社長は「行動科学マネジメントを導入したことにより、具体的な行動と数字で議論ができるようになった。これは経営の質を上げることに非常に役立つ」とメリットを語ります。

(聞き手は石田淳、構成は高下義弘=課長塾編集スタッフ/ライター)

(前回からの続き

石田:日本ではマネジャーという仕事が何をするのか、その定義が非常に曖昧なところがあります。

 先ほど湧永さんのお話で、現場の社員に求められる行動を定義することを通じて、マネジャーは何をマネジメントすればいいのか自覚できるようになった、という話がありました(前回の記事はこちら)。

 経営側がマニュアルやチェックシートを通じて望ましい行動を定義することにより、現場のマネジャーの役割や位置づけは変わってくるのでしょうか。

湧永寛仁(わくなが・かんじ)
湧永製薬社長。1973年、同社創業家の長男として生まれる。1997年慶応義塾大学経済学部卒業後、ソフトバンクに入社。1999年湧永製薬に転じ、取締役に就任。取締役国内営業副本部長、常務取締役営業総括などを経て、2007年から現職。グロービス経営大学院経営学修士(MBA)。(写真:皆木優子、以下同)

湧永:現場の状況を肌で知っているのはやはり、現場のマネジャーです。

 経営の本部側から営業部門に評価の仕組みを提示した際、併せて「もし現場側から『こちらの行動の方が望ましい』ということがあれば、ぜひ言ってほしい」と添えました。現場の声をしっかり拾い上げたいという意図からです。

 実際、2015年度において営業担当者の評価に使うために定義した行動の1つは、ある部長が「現場で実践してみたところ、こちらの方がいいと分かった」と進言してくれたものをベースにしています。

 改めて大事だなと思ったのは、議論の質を高めるための材料と場を用意するということでした。ここで言う材料とは、行動科学マネジメントに従った行動の記述内容であり、場というのはオープンに議論しますよという本部側の姿勢のことです。

 この部長の意見はすごく有り難かったです。本部側も気付かなかったポイントについて指摘してくれたので。現場のマネジャーは、現場と経営をつなぐ役割として、ますます重要になると思います。

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「「社内の議論の質が上がりました」」の著者

石田 淳

石田 淳(いしだ・じゅん)

ウィルPMインターナショナル社長

行動科学マネジメントの第一人者。行動分析、行動心理を基にしたマネジメント手法を日本人に適したものにアレンジ、短期間で8割の「できない人」を「できる人」に変えると企業経営者などから支持を集める。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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名和 利男 サイバーディフェンス研究所上級分析官