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「戦争を経験するぐらいなら死んだ方がまし」

戦争をリアルに仮想体験できる本

2015年11月2日(月)

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 こんにちは。すっかり涼しくなりました。前回の9月はマネーに関するラインアップで少し軽め本を選びましたので、今月は一転、重いテーマで選んでみます。戦争です。

 安全保障関連法案にかんする議論などで、その議論の中身に対する是非はともかく、にわかに「戦争」という言葉が身近なものになりました。私たちが戦後70年、享受してきた「平和」は、なぜ実現できたのか。先の大戦を振り返ることで、これからの日本の行く末を考えてみましょう。

 第二次世界大戦について基本的な理解、枠組みを得るにはうってつけの名著があります。アントニー・ビーヴァーの『第二次世界大戦 1939-1945』(白水社)の上、中、下巻です。

 これはルポ風の戦争史ですが、アジア・ヨーロッパを通した大局観にとても優れています。細部には誤解があるかもしれませんが、ここまで当時の世界について全体像を描いた人はほかにはいません。また、日本人の手によるものでは、半藤一利氏の『昭和史 1926-1945』(平凡社)がお勧めです。

昭和史 1926-1945』(平凡社)

 ところで、天皇陛下は、終戦の日や原爆投下の日など、折に触れて戦争への思いをお言葉にされています。

 「ここに過去を顧み、さきの大戦に対する深い反省と共に、今後、戦争の惨禍が再び繰り返されぬことを切に願い、全国民と共に、戦陣に散り戦禍に倒れた人々に対し、心からなる追悼の意を表し、世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります」。

 戦後70年の節目の今年8月15日全国戦没者追悼式での天皇陛下のお言葉です。今年は「過去を顧みる」ことの重要性を付け加えておられたのがとても印象的でした。

 第二次世界大戦について天皇陛下は、国内最大の地上戦で多くの市民が犠牲になった沖縄にも、深い思いを持ち続けてこられました。原爆投下や東京大空襲について取り上げられることは多いのですが、沖縄戦について、節目節目に持続的にきちんと扱う報道は少ないように思います。

ペリリュー・沖縄戦記』(講談社学術文庫)

 果たして、沖縄戦とは一体どのようなものだったのでしょうか。確かな観察眼と表現力で悲惨さを書き切るとともに、読みやすく書かれている2冊の本を読んで、考えてみましょう。一冊目は、『ペリリュー・沖縄戦記』です。

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「「戦争を経験するぐらいなら死んだ方がまし」」の著者

出口 治明

出口 治明(でぐち・はるあき)

ライフネット生命保険会長兼CEO

1948年生まれ。京都大学を卒業後、日本生命保険に入社。同社を退職後、2006年にネットライフ企画設立、代表取締役就任。2008年にライフネット生命保険に社名変更。2013年6月より現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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大量陳列、大量販売というのがある程度限界にきているのかなと思います。

松﨑 曉 良品計画社長