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どうする? 中国人訪日客の増加に陰り

「本物」を磨いて旅行者におカネを落とさせよ

2016年10月21日(金)

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中国人観光客の「爆買い」は収束へ

 中国人観光客による「爆買い」のピークアウトが鮮明になる中で、もうひとつの気になる「変化」が出始めた。爆買いの収束は、百貨店などで免税手続きをする1人当たりの金額、つまり客単価が低下しているためで、訪日中国人客の数は今でも増え続けている。ところが、その人数の増加ピッチに陰りが見え始めたのである。

 日本政府観光局(JNTO)が10月19日に発表した9月の訪日外客数は191万8000人と前年同月比19%も増え、9月としては過去最高を記録した。単月としての過去最高は今年7月の229万人で、今年1月からの累計では1797万人と前年の同じ期間に比べて24.1%の大幅増となっている。買い物の金額はともかく、日本にやってくる外国人の数は増え続けているわけだ。

国慶節の連休(国慶節は10月1日、今年は10月1日~7日までが連休)を利用して訪日した中国人観光客が、東京・銀座でショッピングをしている様子。2、3年前のように「爆買い」する観光客は少なくなっているようだ。(写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ)

訪日中国人数の伸び率に「急ブレーキ」か?

 ところが、同じ9月の統計に気になる数字が現れた。

 国別の訪日客数の数字で、中国からの訪日客の前年同期比の伸び率が6.3%増と1ケタ台になったのだ。それでも6%も伸びているのだから問題はないと思われるかもしれない。だが、中国からの訪日客の伸び率は2013年の9月以降、36か月連続で毎月2ケタ以上の伸びが続いてきていたのだ。遂にその記録が途絶えたのである。

 中国からの訪日客は1月からの累計で500万人を突破。伸び率は30.5%を記録している。そんな中で、6%増というのは「急ブレーキ」がかかったようにも見えるのだ。もちろん9月単月の特殊事情で、10月以降に再び2ケタの伸びに戻っていく可能性もある。だが、この9月が転換点になって減速が鮮明になることはないのか、注視していく必要がありそうだ。

 アジアを中心に訪日客は軒並み増えている。1月からの累計では韓国が371万人と30.2%増、台湾が323万人と16.7%増、香港が134万人と21.3%増えた。

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「どうする? 中国人訪日客の増加に陰り」の著者

磯山 友幸

磯山 友幸(いそやま・ともゆき)

経済ジャーナリスト

ジャーナリスト。1962年東京生まれ。早稲田大学政経学部卒。日本経済新聞で証券部次長、チューリヒ支局長、フランクフルト支局長、「日経ビジネス」副編集長・編集委員などを務め2011年3月末に独立。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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意外なことに、伝統的な観光地が 訪日客の誘致に失敗するケースも 少なからず存在する。

高坂 晶子 日本総合研究所調査部主任研究員