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新店オープン後も改善に終わりなし

お客さんが不便そうな部分をくみ取って修正

2016年1月20日(水)

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2015年11月、移転に伴う新店がグランドオープンしてから、2カ月弱が経過したヤマグチ。移転後初の年末商戦は新店効果もあってスムーズな滑り出しとなった。しかし、業績が良くても山口勉社長は浮かれることなく、手を抜かない。顧客の声を聞いたり、来店客の様子を観察したりして、不便を感じている部分を見つけては改善を重ねている。今回はその内容を解説する。

 粗利益率は39.8%を維持。粗利額は前年同期比で3%アップ。

 これは移転に伴う新店がオープンしてから、初めて迎えた年末商戦(2015年12月の1カ月間)のヤマグチの業績です。

 

 前回説明した通り、ヤマグチは移転オープンに伴う業績の凸凹を防ぐ狙いから、一部の商品を2割引で販売する以外、大々的な販売促進キャンペーンなどは展開していません。新店がグランドオープンしたのが昨年11月23日ですから、翌12月の年末商戦は新店が通常営業に入る初めての月でした。つまり、真水の(純粋な)店の底力が試されたわけです。

 

 11月と同様、12月に入っても新店2階のショールームの効果によって、高額の温水便座付きトイレ「アラウーノ」の動きがよく、11台売れるなどけん引役となってくれました。

 

 業績の凸凹をあまりつくりたくないとはいえ、新店の立ち上がりが良くないと社員の士気が低下しかねないので、正直なところ、心配していました。結果がプラスに出てほっとしています。

新店オープン後、初の年末商戦はプラスの結果に終わった。写真は10月末のもの(写真:菊池一郎)

 とはいえ、「勝って兜の緒を締めよ」ということわざがある通り、先行きは決して楽観していません。新店の立ち上がりが順調だったことにうつつを抜かしていると、私や社員の中に驕りが生まれ、お客さんに不遜な態度を取るようになる恐れがあります。そうなると、お客さんは離れていきます。驕りを防ぐためにも、改善点はないか常にチェックし続け、必要な部分は変えていかなければなりません。

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「新店オープン後も改善に終わりなし」の著者

山口 勉

山口 勉(やまぐち・つとむ)

ヤマグチ代表取締役

1965年に東京・町田市でパナソニック系列の家電販売店「でんかのヤマグチ」を創業。90年代後半、大手量販店の進出を受け、訪問販売を主軸にきめ細かなサービスを提供する経営へ転換。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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