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羽田進出するピーチの“アキレス腱”

2期連続黒字達成した勝ち組LCCの課題

2015年7月8日(水)

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 国内のLCC(格安航空会社)が就航して3年が経った。2012年の就航当初は、遅延が発生すると、空港のカウンターには振替便を手配できないのかと乗客がつめかけることもあった。

 だが今では多くの利用者が、全日本空輸(ANA)や日本航空(JAL)といった既存のフルサービス航空会社とは異なり、LCCの運航上のトラブルは、利用者が自分で対処するものだと理解して乗るようになっている。

 万一の事態に手厚いサービスが期待できる大手と、遅延を補償する保険など必要なオプションを運賃に付け足していくLCCでは、価格体系もコンセプトも異なるわけだ。

 乗り入れる空港も、これまでは大都市圏では、その都市の2番目の空港を使ってきた。首都圏であれば成田国際空港、関西圏であれば関西国際空港がそれに当たる。海外では既にこうした住み分けをしなくなっている事例もあるが、日本では当面、この傾向が続くのではと思われていた。

羽田空港に初めて就航すると発表したピーチ・アビエーションの井上慎一CEO(中央、撮影:吉川 忠行、ほかも同じ)

 だがそこに、大きな変化が起きた。

 2012年3月に就航した国内初のLCCであり、関空を拠点とするピーチ・アビエーションが、羽田空港から新路線を飛ばすと発表したからだ。ピーチは8月8日から、羽田~台北(桃園空港)線の深夜早朝便を開設する。

 羽田はフルサービス航空会社、成田がLCCという今までの住み分けは、今後少し変わりそうだ。羽田には、既にマレーシアのエアアジア Xや香港の香港エクスプレス航空などの海外LCC勢は就航していた。国際線発着枠のうちでも、まだ余裕のある深夜早朝枠(午後11時から午前6時)を活用して就航しており、国内勢もこれに続く形となった。

 ピーチは2015年3月期通期決算で、2年連続の増収増益と最終黒字を達成。首都圏への乗り入れも、羽田~台北線開設を機に本格化させる。

 一方、運航品質など向上すべき課題もある。

 国内に4社あるLCCの中では最大のライバルとなるジェットスター・ジャパンも、7月3日には就航3周年を迎えた。国内LCC唯一の勝ち組とも言われるピーチは、どのような課題に対処し、成長を続けていくのだろうか。

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「羽田進出するピーチの“アキレス腱”」の著者

吉川 忠行

吉川 忠行(よしかわ・ただゆき)

Aviation Wire編集長

ライブドアで同業初の独自取材部門「ニュースセンター」立ち上げに参画。ライブドア事件も内側から報じる。退職後はAFP通信社等で取材を続け、2012年2月Aviation Wire創刊。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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