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広報戦略でLCCに負けた新規航空会社

知名度向上で乗客をLCCから取り戻せ

2015年7月31日(金)

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 先日、アジア最大のLCC(格安航空会社)、エアアジア・グループの動向を取り上げた「エアアジアは捲土重来なるか」。

 2016年春に中部国際空港(セントレア)へふたたび就航し、国内線と国際線を同時に飛ばす計画のエアアジア・ジャパン。前回のような日本人利用者を取り込む戦略を改め、今回は訪日外国人を顧客のメーンに据える戦略にシフトし、再出発をする。

 一方、グループで中長距離を担うエアアジアXは、関西国際空港からハワイ・ホノルル空港への路線を、早ければ今年11月にも開設する計画だ。

派手な制服と広告宣伝で、一気に知名度を高めたエアアジア・ジャパン(撮影:吉川 忠行、ほかも同じ)

 国内でも、本邦初のLCCであるピーチ・アビエーションが、8月8日から羽田~台北(桃園)線を新設。国内LCCとしては初の羽田発着便で、発着枠の制約はあるものの、LCCの羽田乗り入れが本格化する第一歩になるだろう。

 日本市場のLCCの動向を見ると、極めて激しい動きがある。

 対してフルサービス航空会社に目を向けると、売上高首位の全日本空輸(ANA)は、国際線の新路線開設や再開に忙しい。6月12日には成田~ヒューストン線を、10月25日からは、成田~ブリュッセル線を、そして12月11日から羽田~シドニー線を、それぞれ1日1往復で新設。さらに9月1日からは、成田~クアラルンプール線を13年ぶりに再開する。

 精力的に新路線を開設するANAに対し、日本航空(JAL)は2016年度まで路線の新設に制約がかかる。今年3月20日には関西~ロサンゼルス線を8年半ぶりに再開したが、ドル箱である羽田からの国際線は増強できないままだ。

 だがそんな状況でもJALは成田~ホノルル線のビジネスクラスに、国内航空会社としては初めてフルフラットシートを導入。サービス強化を図って利用者の取り込みを進めている。

 国内市場で攻勢を強めるLCCと、旺盛な国際線需要を取り込む大手。この2つの存在に挟まれているのが、「新規航空会社」と呼ばれる中堅航空会社だ。

 国の規制緩和によって誕生した航空会社で、民事再生手続き中のスカイマークや北海道が拠点のAIRDO(エア・ドゥ)、宮崎を地盤にするスカイネットアジア航空(ブランド名はソラシド エア)、北九州に本社を構えるスターフライヤーの4社だ。

 この中堅4社の存在感が薄らいでいる。大手のようなネットワークもなければ、低価格な運賃が売りのLCCでもない。中途半端な存在となっても仕方はない。では果たして、彼らは今後、どのように生き残ろうとしているのか。

コメント1件コメント/レビュー

そもそも、なぜ「ソラシドエア」という社名と別のブランドを付けたんでしょうね?(2015/08/03 13:22)

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「広報戦略でLCCに負けた新規航空会社」の著者

吉川 忠行

吉川 忠行(よしかわ・ただゆき)

Aviation Wire編集長

ライブドアで同業初の独自取材部門「ニュースセンター」立ち上げに参画。ライブドア事件も内側から報じる。退職後はAFP通信社等で取材を続け、2012年2月Aviation Wire創刊。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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そもそも、なぜ「ソラシドエア」という社名と別のブランドを付けたんでしょうね?(2015/08/03 13:22)

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