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MRJ、初飛行は「まっすぐ飛ぶか」

国は機体開発後もサポートを

2015年9月10日(木)

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 およそ半世紀ぶりの国産旅客機となる三菱航空機の「MRJ」。2014年10月のロールアウト(完成披露)で姿を現わしたMRJに、居合わせた関係者たちはみな驚きの声を挙げ、機体の美しさを讃えた。

昨年10月の完成披露で姿を見せたMRJ(撮影:吉川 忠行、ほかも同じ)

 ところが今年4月になると、初飛行の時期を当初予定の4~6月期から、9~10月期に延期すると発表した。開発スケジュールの変更はこれで4度目。そのため今まで以上に、初飛行の実現性そのものを問う声が高まっていった。

 こうした不安をかき消すように、ようやくMRJの初飛行の時期が発表された。

 機体を製造する愛知県の小牧南工場に隣接する県営名古屋空港(小牧空港)周辺で、10月後半に1時間程度の初飛行を実施するという。4度目の正直とでも言うのだろうか、どうにか9~10月期の初飛行は実現しそうだ。関係者によると、10月18~20日に初飛行することを視野に、試験を進めているという。

 小牧を離陸後の飛行空域は、静岡県御前崎から愛知県伊良湖岬にかけての遠州灘沖の太平洋上と、石川県能登半島沖の日本海上の2つを検討。天候によってこのどちらかを選択するという。

 初飛行後のスケジュール同様、航空会社への納期も昨秋に発表した内容から変更はないとしており、全日本空輸(ANA)への量産初号機の引渡しは、2017年4~6月期を予定している。

 三菱航空機の親会社であり、MRJを製造する三菱重工業は、機体サイズや用途は異なるものの、これまでにも自衛隊機やビジネスジェットなどの飛行機を製造している。つまり航空機を製造すること自体は決してこれが初めてではない。だがMRJで課題となるのは、飛ばすことよりも、旅客機として、国土交通省やFAA(米国連邦航空局)の型式証明を取得することにある。

MRJと尾翼に描かれた機体は、果たして10月後半に空を舞うのか

 果たして本当に2年後の夏までに、MRJの量産初号機を納入することができるのだろうか。また運航を続けるための体制を整えることができるのだろうか。改めて、MRJを取り巻く今後の課題について分析してみた。

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「MRJ、初飛行は「まっすぐ飛ぶか」」の著者

吉川 忠行

吉川 忠行(よしかわ・ただゆき)

Aviation Wire編集長

ライブドアで同業初の独自取材部門「ニュースセンター」立ち上げに参画。ライブドア事件も内側から報じる。退職後はAFP通信社等で取材を続け、2012年2月Aviation Wire創刊。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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